鵺(ぬえ)化した日峯大明神の大活躍で縄文組の立場は悪くなるばかりで、縄文神行も総合先導役の佐田のバックアップでやっと成り立っているといった状況であるが、
ここに来て新しい目が出てきた。やっと本命が動き出したのである。
西寒多大神の再登場ということなのであるが、この方は大分県にある西寒多神社のご祭神であられるが、こちらの神様がやっと立ち上がられたのである。
佐嘉神社の日峯大明神と大分寒田の縄文組のご先祖方は、以前から佐田とのお付き合いがあって、時が来たなら協力すると申し出てくださっていた。
大分市には西寒多神社がらみのスセリヒメの仕組みの女性候補がいて、まだ小学生だった頃佐田との交流もあったのであるが、
成人してからは天皇家神界の人身御供となって身動きできなくなってしまった。『子神たち』にも登場するトップグループである。
神理研究会の金井南龍師が見込まれた仕組みの子で、佐田とのからみがあるということでお付き合いさせられたのであるが、それは伏魔殿側の策略であって、結局はうまく運ばなかった。