今年の仕組みの課題は、今までのものとは違って、一段と規模が拡大した感じのものなので、仕組みの会としても一層自力を充実させて取り組まなければ、宇宙進化の流れに十分乗れないのではないかと思われる。
老化するばかりで、若い力が入らない、そしてますます少数化していく会であれば、内輪だけではなく、人類全体で取り組む形にしていかなければ、とてもではないがこなせる課題ではない。
今年に入って今までよりもさらに深い奥のはじめ宇宙が出てきていて、それが先頭集団である佐田グループの背に被さってきたからで、浄化力をさらに上げ、枠をさらに広げて取り組まなければ押し潰されてしまう。
それを人類全体に、仕組み宇宙全体に及ぼしていかなければならないわけであるが、そうした調整をすればするだけ旧体制からの反発は大きくなっていく。
そこらあたりの兼ね合いが難しいわけであるが、どこらあたりで調整すればいいのかという判断は、個別にしてもらうしかない。
新体制の基準としては、十段階で宇宙全体に及ぶ持っていき方がしてあるが、今年は八段階目まで上がってきた。この基準は旧体制側では確認できないもので、新体制でやっと仕組みの全体像が見えてきたといった感じのものとなっている。
去年までの旧体制側の尺度ではまったくわからなかったものであるが、この基準が正しいものであるとすれば、かなり早い展開となってきているので、今までの感覚ではまたはぐらかされるのではないかといった不安もある。
このままでいくとすれば、今の人類の仕組みで十段階まで行ってしまう展開になってきているので、もう一つ自信が持てない判断基準ということにはなっている。
しかし、今まで三十年以上も訳の分からない状態で浄化活動をさせられてきた我々にとっては、かなり手応えのある安心感が伴っていることも確かなのである。
今まで何度もだまされ続けてきたので、今回のものがまた偽物であったとしても、それを乗り越える意欲の支えもあるので、とりあえずはその基準に思いを乗せてみたいと考えている。
しかし、全体の十段階の宇宙というのはとてつもない広さなので、それを整理することは並大抵ではないだろう。だいたい八段階に上がったばかりでもその重さは今までにないもので、それをこなしきることができるかどうかもわからない。
奥からさらに古いはじめ宇宙が浮き上がってきているが、その宇宙は起き上がってはきても、まだ沈み込むことのほうが多くて、仕組み宇宙がそれを引っ張り上げることが十分にできているとは言いがたい。
今後の課題としては、そのはじめ宇宙を引き上げて、進化の道筋に乗せながら、義務と責任を果たしてもらわなくてはならないが、当面は自力ではこなせないので、我々が身代わりになってそれをこなさなくてはならない。
それが重くて厳しいので、誰もやり遂げられなかったなかを、我々の宇宙は先頭をきってその課題に取り組んでいるらしいので、それをやり抜かなければならない。
それを潰そうとする大きな力もあるので、簡単にはこなせないにしても、目標がはっきりしてきたことは、かなりやり易くなってきたとは言えると思う。
この巻頭言は「光泉堂だより」に毎月掲載しているものです。