02.求道のあかし

求道のあかし 平成30年2月1日

調整と復活の今年の始まりは、仕組み的には快調な滑り出しとなっている。早くて大き過ぎる展開ではあるが、調整と復活の内容は充実したもので、神行の実りすら覚えるほどのものである。

しかしその経過に満足し過ぎたりすると、たちまち迷路行きの列車に乗ることになってしまうので、心を引き締めて取り組まなくてはならない。

 

そのことはともかく、今年の仕組みの会の課題の一つである世界神行は、ワカヒルメ神界が守護している南極大陸ということになっている。縮図で対応しているのはフィリピンのルソン島、惑星対応は木星の第一衛星ガニメデである。

ガニメデは惑星ではないが、十神界十大陸十惑星としての整理をすれば、土星のタイタンと共に惑星扱いということになっている。このことは既に解説済みなので、ここでは繰り返さない。

 

南極大陸は北のグリーンランドと共に人の住める環境ではなく、ほかの八大陸とは違うイメージがあり、世界神行の浄化行としては物足りないものがあると感じる向きもあろうかと思われる。

しかしそれは大きな間違いで、取り組み方としてはむしろ逆の感覚で取り組むべきもののように思われる。なぜなら埋もれている神界だからである。

 

グリーンランドのコトシロヌシ神界、南極のワカヒルメ神界、その両神界は人が住めなくなるほどおとしめられているのである。その証拠に精霊界や幽界にはほかの大陸と同じような世界があるのである。

物質世界と同じような人の住めない極寒の世界ではない。そのことを考えれば、人間世界がないからといって決しておろそかにしてはならないのである。

 

ましてやワカヒルメとコトシロヌシは生命体のミタマという重要部分を担当しており、そのミタマは宇宙の源に繋がっている重要な位置づけとなっている。ミタマは見えないけれども、五大要素の重要な一つを構成している。

身体にとっては必要不可欠なものであり、見えないからといって無視することは決して許されない。許されないどころか我々求道者にとっては、真っ先に取り組まなくてはならない禊浄化の中心部分なのである。

 

宇宙では機械に食い潰されてしまった発生の源、生命体で見れば食い潰されて機械人形にされてしまっている大本、その崩れた要素を立て直すためには必要不可欠の部分なのである。

このことを再確認すれば自ずからその重要性がわかるはずである。ダッチドール化されたキクリヒメやスサノヲよりも、さらに悲惨な扱いをされたのがワカヒルメとコトシロヌシであり、その両神界なのである。

 

地球人類世界は今後ますます機械化が進み、自然と共に生命体もその本来の姿を失い、機械によってコントロールされていくことになる。それを地球世界だけでとどめることは不可能である。

その不可能を可能にするための方策が仕組みであるとするならば、なおのこと禊浄化や世界神行の重要性は増してくる。そのことを忘れないで浄化活動に取り組んでもらえたら幸いである。

 

この巻頭言は「光泉堂だより」に毎月掲載しているものです。




-02.求道のあかし
-, , ,