仕組みの会 - 神々の秘密

秘密儀軌ツアーまとめ

秘密儀軌ツアー26⑯ナポレオンの四十九日行 2019/5/24~7/327

ナポレオンの49日行 十六巡目の一

調べてみると、ナポレオンには魔物が憑いていた。オロチであった。鬼はどうしたのかと問うと、逆巡りをした時にとれたのだという。

やはりヨーロッパでの過去の自分との対面で、相当過去のツケが浮いてきていたのだろう。

 

その調整をしてもらうことも含めて、逆巡り順巡りを二度ほどやってもらってやっと終了となったのであるが、

その時の彼に三本足のカラスが見え隠れするので、そのことを問うと、それは若い時のスサノヲで終わっているとのことであった。

彼は若いときに既に星レベルに上がっていたのである。

 

二番目はクニトコタチで、その魔物は野心野望の野犬であるが、オオクニヌシの鬼がついている。

何故だろうと確認してみると、フランク王国のオオクニヌシを押さえ込んでフランス革命を達成していた、そのことに原因があるらしい。

そのことが判明すると周辺に大きな動揺が起こったのであるが、こちらが気になったのは知識欲のカラスのことであった。

 

そしてやっとその時に気がついた。彼はイタリア人だったのである。

イタリア語は当然堪能であったが、フランス語を話していたので、イタリア人だということを忘れていた。

 

彼もそのことに関しては知らん顔をしていたので、ついついうっかりそのままに過ごしていたのであるが、

彼はイタリア語では相当の博識家で、自分の辞書に「不可能の字は無い」というのはそこからきていたのだった。

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ナポレオンの49日行 十六巡目の二

日本語の教授をした伊達政宗公はそのことを知っていたらしいが、そのことをこちらに教えてはくれないし、

とにかくナポレオンは非常な勉強家であるらしく、イタリア語のことは隠して日本語の勉強を一生懸命にしたらしい。

どうしてそういうことになっているのだろうかと思っているうちに、答えがどんどん出てくる。

 

要するに彼は神々教徒だったのである。それを知られることを恐れていたのが一つの原因、秘教の神託を受けて革命を推進し続けていたことを隠したかったのである。

また時の流れはローマからフランスに移っており、統治するにはフランス語で話す必要があったということだったらしい。

 

そのことはともかく、邪教の神秘主義のエレウシスの神託、彼は若い時からそちらに心酔しており、それを元に革命を推し進めていたとのことであった。

ところがそこに落とし穴があったのである。

神託はプラトンの先祖、ギリシャの七賢人の一人であったソロンからのものだったが、その背後には伏魔殿、つまり鵺(ぬえ)がいたのである。

 

正しい道筋のように見えていた世界支配への道は、次第に歪んでいったのだった。

そして結局は自然からの逆襲、そしてバンパイアの餌食となってしまったのだった。

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ナポレオンの49日行 十六巡目の三

そこまでの確認ができたとき、本拠地での四十九日の続きの許可が下りた。

そして彼はピレネーに戻っていったが、アメリアが付いて行きたがった。彼女はエトナ山の小さな自宅で彼と過ごしたくて駄々をこねていた。

若い時に馬鹿にされたみんなにまともな自分を見せたくて仕方がないらしかった。

 

気持ちはわからなくはなかったが、それは許されないことだと皆が言ってとめるし、

富士山の拠点では家事で厳しいことばかりを押し付けられて嫌になっている、とこちらに訴えてくる。

別荘にして冬になったら行けばいいのでは、とさとすのだけれども、なかなか言うことを聞かない。

 

そんな時、ナポレオンの第二夫人が、まだこちらのツケが残っているとこちらに叫びかけてきた。

バンパイアなのかと問うと、あちらはちょっと驚いて確認をしていたが、どうやらそういうことらしくて、

それで少し収まったようだったけれども、ナポレオンにはまだそちらのツケがだいぶ残っているらしい。

第一夫人のものはどうやら終わっているらしかったが、あちこちにまだいろいろと残っているらしい。

 

そうしたことの後始末をつけなくてはならないことを知らされて、やっとアメリアは収まって、おとなしく富士山で自分のツケを払うことにしますと言ってくれた。

それでやっとナポレオンはピレネーに帰ることができたのだった。

今回はここまで。

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ナポレオンの49日行 十六巡目の四

ピレネー山脈のアネト山での四十九日の残りをやり終えたということで、富士忍野の自宅にナポレオンが帰ってきたのは、六月八日のことだった。

それでとりあえず普通の四十九日は終わったのであるが、何だか元気がない。

こちらが期待しているようなまとも復帰のイメージではないのである。

つぬぶて山神行の続きをやるようにと言っても、やれないと言うし、レベルが落ちていてできない、とつぬぶて山からも言われる始末であった。

(あとでわかってきたことではあるが、この段階ではまだ終わっていないことになっていた。)

 

鵺にやられているソロン組が周辺にいて、彼らがナポレオンをミスリードしているような感じもあるので、そのことを確認してみた。

すると驚いたことに、そのときのソロンは翼のない天使になっていた。

以前は龍神系だったらしいのであるが、ナポレオンがキリスト教がらみになっていたので、そちらでの対応となっていたらしい。

キリスト教の背後にはバンパイアがゾロゾロいるらしく、そちらのツケがまだ完全には払拭されていないようでもあった。

 

アメリアが心配していろいろなアドバイスをしても、うるさがって別れ話にまで発展してしまうらしい。

突貫工事のような肉体労働をしていると気がまぎれるとのことで、そうしたことばかりを探し回っているのだという。

それでこちらも困り果てたのであるが、月に降りると落ち着くといって、アメリアと共に月で生活し始めたりしていた。

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ナポレオンの49日行 十六巡目の五

つぬぶて山の神行の続きをしてもらいたいので、それができるような調整をしてみてほしい、以前やった無限回帰とか、枠外調整とか、佐田の奴隷領域に降りて奴隷働きをしてみるとか、そんなことをしてみてほしい、

そう頼んでみると素直にやるのであるが、最後には宇宙監獄に入れられて、それでもすまずに佐田の奴隷監獄の流刑地まで落ちてしまった。

普通の四十九日は、彼にとってはそんな結果をもたらしただけだった。

 

それはどういうことなのかとこちらも驚いて、それなら下に降りた佐田組の三分の二のメンバーのように、下の宇宙へ降りてみてはどうかと言うと、

やってみると言ってすぐ開ける星からニュートラルコーナーを通って、下の宇宙へと降りていったのだった。

 

アメリアも慌てて追いかけて行ったが、しばらく分かれて行動したいということで、別メニューということになっていったらしかった。

そして二人とも佐田組達がいる源回帰の二段目のところで、調整をし始めたのだった。

そこだと落ち着いて課題に取り組むことができるということで、行ったり来たりではあっても、そうして調整してもらうことになったのだった。

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ナポレオンの49日行 十六巡目の六

それで落ち着いたのであれば、つぬぶて山の神行ができるのではないかと確認してみると、今度はレベルが低くてきついのでできないと言う。

そんなことを言っていたらいつまでたってもできないから、今すぐやりなさい、やる意欲が失われているだけだから、

とさすがにこちらも腹が立って、その甘ったれ感情に鞭を入れたのだった。

 

それでやっとやる気になったナポレオンは、アメリアと一緒に確認作業に入ったが、すぐにやれると言ってきた。

それみろとこちらもやっと安心して、次の日曜日に伯耆の大山で、久々のつぬぶて山神行をしてもらうことになっていった。

つぬぶて山の仲間達は大喜びして、富士山のつぬぶて山の施設で大歓迎会の宴会をしたのだった。

 

そこまではいいのであるが、問題は彼の監視をやめないソロンのことであった。

ギリシャ組のクサンチッペ大神、プラトン大神、あるいはソクラテス大神といった大先祖方が、天使化してしているソロンのことで大騒ぎをしていたが、彼らにもどうすることもできないでいるらしかった。

そのことはまだまだナポレオンがらみで尾を引きそうであった。

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ナポレオンの四十九日 十六巡目の七

つぬぶて山の神行は、二十三日の日曜日に行われたのであるが、神行は成功した。

確認のお言葉はつぬぶて山神行のほうに載せるので、そちらを参考にしてもらうことにして、こちらではナポレオンの四十九日の件についての経過を報告しておこう。

 

神行のお言葉を事務所へ送ったところ、ナポレオンの四十九日はまだ日数が足りないと連絡してきた。

普通の四十九日はだいたい四十九日で終わるので、単純計算すればいい。

こちらが計算しておけばいいのであるが、当人が一番よく知っているわけだし、導士もついている。

 

ましてややり直しの課題なので、よもやそんなことはないだろうと思っていたのであるが、

前回の時に事務所が計算間違いをしていて、その間違いをあざ笑うかのように、そちらの換算で帰されてしまったのだった。

だからナポレオンの様子がおかしかったし、周辺もそのことがわかっているので反発していたのであるが、鵺の強力な操作にすべてが惑わされてしまっていたのだった。

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