03.異次元回廊

異次元回廊 P191 平成26年12月2日 2014

昭和天皇組による護国神社行に劇的な変化が現れた。全宇宙を支配する旧体制の機械妖怪組織によって、追い散らされてしまったのである。

前回佐田組を含む仕組みメンバーの実力者達が参加することによって、仕組み神行が軌道に乗り始めたと書いたばかりであったが、それが逆に天皇家の伏魔殿組織の反発を誘発してしまった。

そのため戦犯軍属の動きが悪くなり、護国神社行が成り立たなくなったため、急速昭和天皇組を解散せざるをえなくなった。

護国神社行の確認のお言葉を読めばすぐわかることであるが、そのお言葉の内容は昭和天皇を奉って賛美するものであって、とても第二次世界大戦と大東亜戦争で行われた世界支配、あるいは仕組み漬しの悪逆非道を償う性質のものではなかった。

そのことの不満をこちらから突きつけ続けていたのであるが、 背後の天皇家妖怪組織の巧妙な働きかけによって、見せ掛けの神行が続けられていた。

そのため仕組み行が続けられなくなって、解散したりすることもあり、 最近では佐田が出掛けて補佐しなければ動けない苦しい状態が続いていた。

元々は佐田が始めた神行であったわけで、それを昭和天皇や戦犯軍属組が出張ることによって、奪い取る形になったものなので、出来なければやめてもらってもよかったのである。

そう言い続けてきたのであるが、昭和天皇と香淳皇后ががんばって取り組もうとされるので、結局仕組みメンバーが参加して支える形に変わり始めていたのであった。

そうしなければ仕組み行としては成り立たなかったからである。

先日十一月二十九日の十四回目、秋田県護国神社での取り組みが不成立になったとき、仕組みメンバーの要請を受けて急速解散ということになったのであるが、それからの動きがすさまじかった。

宇宙の仕組みの中心である佐田組の実力派に対する天皇家妖怪の反撃はものすごく、昭和組が破滅してしまう事態になってしまったのである。

その天皇家妖怪組織は、表向きは皇族方のものであったが、彼らは宇宙妖怪の依り代でしかなく、その背後にあったのは完全に旧体制宇宙の代表部の妖怪組織であった。

その悪逆非道ぶりに関しては、依り代の皇族方も拒絶反応を表して抵抗するほどのものであったけれども、旧体制の支配力には太刀打ちできず、昭和組の破砕が決行されてしまったのであった。

昭和天皇を含む戦犯軍属方はそれぞれ五百体にバラされて、護国神社乗っ取りの使者として送り出された。

それに対する英霊や仕組み組の対決姿勢が激しいため、彼らは乗っ取り組を素材分解して粉状にし、境内の樹木や社殿に背後から貼り付け、神社乗っ取りの強行手段に出た。

それに対して激しく怒り、果敢に対決し始めた女傑が現れた。香淳皇后であった。

この方は前々から漬れ形になる昭和組に不満を持っておられたが、解散式のあと仕組みに準じたいと言って、佐田の本拠地に単身やってこられたのである。

大歓迎で迎えた本拠地のメンバーの中には岡田以蔵組もいて、すぐさま仕組みメンバーとしてのトレーニングが始まった。その女傑は香淳皇后の替え玉のくの一だったからである。

この方は水戸藩の出で、千葉神社にかかわりのある方であった。

仕組みの剣軍団の女性の中には、彼女を知っているメンバーもいる手練(てだれ)で、その実力は岡田以蔵をしのぐほどのものがあるとのことで、即終了免状が出されたのであった。

昭和組との護国神社での仕組み行が、いかに厳しいものであったかがうかがわれる展開であった。しかし彼女を迎え打とうとする旧体制側の反撃は、さらにすさまじいものであった。

まずは真田組による抜け忍に対するリンチ、それに耐え抜いた彼女を待ち受けていたのは、伏魔殿の天皇家妖怪組であった。

彼らの悪逆非道をも乗り越えた彼女は、天皇家神道を脱退して、真の神道に道を変え、今改めての四十九日行に取り組んでいる。

天皇家から頼もしい仕組みの戦士が誕生することになった。喜ばしいことである。

仕組み潰しの償い行である今回の護国神社行は中止となり、佐田の参拝行の行き過ぎの責任も問われることとなり、またまた佐田による解消神行がなされなくてはならなくなりつつある。

それが終わったあとは、誰かがそれを引き継がなくてはならないが、男に出来ない神行を女がやり遂げることになるのかもしれない。




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