昭和天皇による護国神社神行は順調に進行している。同行者も少しずつ増えて、前回は新たに五名の方々が加わっていたことになっていたようである。
しかし、外部から抗議の声が上がったらしく、お言葉の発表段階ではこちらに正式な通達はなかった。そのため書き加えなかったのであるが、必要なことなのでここで発表しておきたいと思う。
その方々とは、吉田茂ご夫妻と重光葵ご夫妻と元イタリア大使の白鳥敏夫氏の五名であったとのことである。
少しずつ増えていくのがこの種の神行の特徴であるが、今後も少しずつ増えていくことになるはずである。
抗議の声を上げたのは岸信介元首相であったそうであるが、なぜこの神行に激しく抗議しなければならないのか、その理由がよくわからない。
現首相をバックアップし続けている岸信介元首相には、何か都合の悪いことがあるのかもしれないが、その中身はこちらには伝わってはこない。
英霊方は大喜びしておられるとのことであるが、岸信介氏との間では今でも激しいいさかいが続いているとのことである。
仕組みの立場からはあってはならなかった戦争であったが、現首相や岸信介元首相にとっては、肯定する思いや立場があるのかもしれない。
ということになればそれは旧体制の立場からのものであって、こちらとしては受け入れられないものとなる。諸外国からの反発が強いのもそこらあたりを感じ取っているからなのだろう。
仕組みの立場のみではなく、普通の立場であっても、あの戦争はあってはならなかったと思われるのであるが、戦争を肯定する立場もあるとすれば、そちらを支持する声は多くはないように思われる。
あの悲惨な戦禍に対する反省と悔悟の調整をするための今回の昭和天皇の護国神社行に対しては、天皇家や政府、あるいは神社系の現場の方々の場合も、反発があるように思われる。日本人特有の無視が感じられるからである。
物質現場が旧体制的であるのは普通のことであるが、天皇家周辺の伏魔殿に毒されている支配層の厚さは、昭和天皇の護国神社行程度ではほとんど緩和されないということが感じ取れる。
残念なことであるが、それが現実というものである。