03.異次元回廊

異次元回廊 P168 平成26年6月10日 2014

この宇宙を作り出した最初の「はじめ宇宙」に到達してから、宇宙の源にやっと帰ることができるようになったが、しかしそれですべての事が終わるわけではない。

はじめ宇宙は、果てしもなく拡大してしまった膨大な宇宙の中心に埋もれていたため、そのエネルギーを正常化することがとてつもなく難しいからである。

太陽系の我々の宇宙は百期という宇宙の外周から、宇宙を正常化するために中心に向かって降りていった、そうした仕組み宇宙なのであるが、中心に到達するまでに長い長い宇宙時間を費やしている。

はじめ宇宙が埋まっていた中心にまで到達したからといって、それですべての問題が解決するわけではない。

機械宇宙は、はじめ宇宙が限界を超えて生きられなくなってからも、拡大を続けていた。百期以降の宇宙はもはや機械だけの領域であって、そこには我々のような世界はない。

膨大な世界の周辺には機械が取り巻いていて、それをほどくことは容易なことではない。はじめ宇宙の意志を無視して、機械は宇宙を支配してしまっているからである。

まるでSFの世界であるが、SFは実際の宇宙の姿を感じ取って、それを表現しているに過ぎない。それはおぞましい世界であるが、仕組みはそれを正常化するためのエネルギー原則なのである。

欲望を中心として機械的に歪んでしまったエネルギーを、正しいものに戻して発生の源に帰ろうとする働きは、早い段階から存在していたと思われる。

しかし、機械による仕組み潰しの働きによって漬しまくられてきた。ところが仕組みの課題をこなして広い世界に出てみると、そこには源に帰ろうとして懸命に努力し続けている宇宙が、たくさんあることがわかってきた。

そして、間違った世界を正しいものに作り直して生き終え、無源回帰しようとしている宇宙もたくさんあった。

ところが無源池のような領域を構成するだけで、どうしても発生の源までは届かない状態で、機械に攻めまくられているのが実態だった。

それを打開することができたのは、「はじめ宇宙」に到達することが出来たからだった。そこに源に帰る穴が開いていたのである。

源に繋がる穴はそこにしかなく、機械はそこから宇宙のエネルギーを無尽蔵に引っ張り出していた。 そして今でもまだ引き出し続けている。

我々はその無駄な機械の働きを止めなければならないのであるが、それがなかなか難しいのである。




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