モーゼやマホメットの昔の周辺に、佐田封じ込めの仕掛けがあると思わされてからかなりの時間が過ぎている。
もっと早くそこらあたりの秘め事がほどかれると考えていたのであるが、思った以上にもたついている。
その原因にアラビアのロレンスとアラビアの女王が立ち塞がっているのではないかとの思いはかなり以前からあった。神
行に取り組んでもらっても手応えがないからである。そこらあたりのことを探ってみると、仕組み側ではそれらしいとの反応がある。
二人とも佐田宇宙のメンバーであるという事実が邪魔をしている可能性があることは、仕組み的には常に注意していなくてはならないのであるが、ついつい仲間であるということのほうへ気持ちが向いてしまう。
そこに危険な落とし穴があるのである。秘め事がまるでモーゼ大神やマホメット大神にあるかのような思いに向かっていくからである。
佐田宇宙のエジプト神話組の問題とからまっているという大事な仕組みをほどくことができるのではないかと期待していたのであるが、かえってそれが薄れて行くのである。
アラビアのロレンスとアラビアの女王がそこにかかわっていて、仕組みを封じる働きをさせられているのではないかと確認をしてみると、本人たちには自覚はなくとも何かそれらしいものがあるように思われるとのこと。
始皇帝と金期気大神の仕組みの場合も、韓非という佐田宇宙メンバーの監視役がそばにいて、彼がその立場から仕組みをバックアップしていると思わされてきた。
元宇宙の李斯が宰相として仕組み潰しをしているそばで、仕組み側で働いていると思わされてきたのであるが、正統派のように見えても必ずしもそうではないような動きがあり、彼と同じような何かがアラビア組にも感じられるのである。
彼らはどちらも正統派として立っているので、どうしても仲間として扱うことになるのであるが、仕組み的には陰から妨害をしているのではないかと思われる節がある。
犯罪者として処罰すると、その三名はみんな処罰されてしまうからである。これといってどのように仕組みの妨害をしているのかはこちらからはわからないし、仕組み側からの情報もない。
それでいて何かの時には処罰されてしまうのである。しかしその後も正統派の立場に復帰してしまう。それで判断を誤ってしまうのである。
こうして書いていくだけで三者がひどく暴れ出すということが判明した。操られているということがわかるけれども、その背後に対極の無源の意志があることを確認することができた。
無源対応ということであると、簡単には対応しきれるものではなく、難儀をしてその背後操作をほどかなくてはならないが、仲間のはずのメンバーが白を切るような対応をしてくるので、こちらとしても困ってしまうことになる。
韓非のことはともかく、アラビアの二名に関しても、その扱いに困ることになってくるわけで、神行を取り上げるためにはそれなりの確認を明確にしなければならない。
神行に取り組むということは、仕組みの働きをしてもらっていることになるわけで、それをこなしているということになると、扱いが難しくなるのである。
この巻頭文は「光泉堂だより」に毎月掲載しているものです。