08.ナポレオン45日行

秘密儀軌ツアー26⑮ナポレオンの四十九日行 2018/11/14~2019/5/20

ナポレオンの四十九日行 十五巡目の一

ナポレオンの課題がレアで行き詰った段階で、ナポレオンのミタマのレベルは地球神界を超えて宇宙の星の一合目まで上がっていた。

以前のように処罰されたり、監獄や流刑地に追放されたり、潰されて狂い回るということがなくなってきていた。

 

佐田の共有私有地の重労働が変に気に入って、一生懸命働き始めたことで次第に落ち着き始めており、こちらもしばらく様子を見ることにしたのだった。

 

そうしてひと月が過ぎ、八月に入って三日目のこと、アメリアがもうこれ以上結婚式を待つことができないと言い出した。

いつまでも待たせることはできないし、かといってまだ四十九日も終わらないのにということでこちらも困ったのであるが、彼女の気持ちもわからないわけではない。

四十九日行がいつ終わるかもわからないため、あちこちに確認をしてみると許可が出たので、佐田の私有地の忍野神社で結婚式をすることになったのだった。

 

結婚式の準備はすべて整っているとアメリアが言うので、急遽翌日に強行することとなったのであるが、それは機会を逃すとまたいつになるかわからない危惧があるからとのことだった。

ナポレオンとアメリアの結婚式に関しては、特別情報として先に報告しておいたので、そちらへこのツアーをつないでいってもらいたい。(ヤフーブログの8月9日から連載)

https://blogs.yahoo.co.jp/saday567/

 

ナポレオンの49日行 十五巡目の二

ナポレオンがまともな四十九日をやっていないということが、彼と接触すればするほど気にかかって、なんとかまともになってほしいといろいろ試みてきた。

 

しかし今まではどうしてもうまくいかなくて、それが何が原因でそうなっているのかがわからないまま、ここまで来てしまった。

ところが仕組みが大展開し始めたここになって、やっとそこらあたりにまともな動きが出てきた。

 

こちらの勢力が大きくなってきたために、今まで封じ込められていた呪縛がほどけてきたのだろう。

普通の四十九日をやれそうなのでやってみる、そう言い出して四十九日の導師方が動き出したのである。

 

ところがくわしくそこらあたりの動向を確認し続けていくと、ナポレオンの周りの導師五名は皆、ソロンの指示で動かされていることがわかってきた。

ソロンというのはプラトン遠縁の賢人で、エジプトの神官から伝え聞いたアトランティス情報などを、プラトンの文書に残していることでも有名である。

そのソロンとナポレオンに深いかかわりがあることが明らかになっていった。

 

ナポレオンが若い頃ギリシャに出かけて何かを探っていたことは、以前から聞かされていた。

しかしその内容に関しては、ほとんど明らかにしてはもらえず、ただローマ神話では駄目で、ギリシャでなくてはならない、そういった思いを伝えてくれるだけだった。

ところがここに来てその背景が浮かび上がってくる流れとなっている。

 

ナポレオンがギリシャに行ったのは、エレウシスの秘所で神託を受けるためであったらしい。

そのことは今でも彼は語らないが、当時彼に対応した神官の親神がソロンであったことの事実が、こちらの調査でわかってきた。

ソロンという人物は、古代ギリシャの七賢人の一人とされているが、こちらが調べると、縄文組のオオクニヌシのようである。

 

そのことはともかく、ナポレオンがソロンがらみの神官からアドバイスされたことは、「宇宙には自然宇宙が潰されて埋まっているから、それを掘り起こさなければならない。宇宙にはその役割を持っている者がいる。‥‥‥」ということであったという。

元々ナポレオンにはそうした思いがあったため、そうしたことの確認をしに行ったのであろう。

 

そうして確認をし続けていくうちに、ナポレオンの周囲にいる者は皆ソロンの手先である、ということがわかってきた。

そうした者を排除して、改めて普通の四十九日をやり直そうとする動きが出てきたので、ぜひそれを推し進めてもらいたいと、こちらは強く願ったのであった。

 

四十九日を普通にこなすこともできないような者に、仕組みや神行が勤まるはずがないからであった。

そうしてナポレオンは死んだセントヘレナ島まで立ち返って、改めてピレネーを拠点とする四十九日に取り組むことになった。

そして四月十六日現在、それは成功して四日目となっている。

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ナポレオンの49日行 十五巡目の三

ナポレオンが五月の十一日の土曜日、普通の四十九日を終えて富士山に帰ってきた。

日程に疑問があったのだけれども、調べる気にもなれないし、当の本人が間違えるはずもないと甘く見たのが間違いで、まだ三分の二ほどしか終わってはいないのだった。

あとから確認したことではあるが、その段階で終了したということにされて無理やり返されたのだという。

 

翌日の日曜日はつぬぶて山神行の予定日だったので、続きをやるかどうかの確認をとったところ、待ちくたびれていたアメリアの思いもあって、やるということになったのであるが、

あまりにも落ち着きがないということで、四十九日開けのお祝いをすることに切り替えられた。

 

そして岡田以蔵代表をはじめとする日本のつぬぶて山グループの面々が集まっての酒盛りとなったのだった。

ナポレオンの四十九日に関しては、やり始めてすぐにノートルダム寺院に火災が起こり、尖塔が折れるという事故が巻き起こった。

誰も信じないであろうが、ナポレオンはキリスト教徒ではなく、神々教徒であって、元々フランス改革を公言し続けてはいたのである。

もっともキリスト教を敵に回すことに関しては、今でも非常に臆病ではあるけれども。

https://saday567.exblog.jp/

 

ナポレオンの四十九日行 十五巡の四

ノートルダム寺院の火災のあとも、何かが起こるのではないかと思っていたのであるが、あまり激しいことが起こらないので、そのまま穏やかに終わるのだろうと日がたつのを待っていた。

ところがイタリアでそれなりのことが起こっていたのだという。

日本ではあまり関心がもたれてはいなかったけれども、イタリア経済に異変が起こっていたのである。そのこともナポレオンが原因なのだという。

マフィアのアメリアにもかかわりがあるのかもしれないが、南欧出身のナポレオンが原因らしい。本来は起こらないことが起こったらしい。

 

そのことはともかく、四十九日は当人にとっては穏やかに普通に過ぎていったようで、影響を受けた側はナポレオンのせいだと攻め立てたようであるが、その場合は必ずしも四十九日側にあるとは言えないのではあるまいか。

それよりこの間に面白いことがわかってきた。ナポレオンは自然派であるが、彼はロシアの冬に負けたとされている。

自然神が自然に負けるというのはどう考えてもおかしい。彼は冬の寒さに負けたのではない。偽者の自然に負けたのではあるまいか。

 

地球の自然は本来の自然ではない。誰にもわからないことではあろうが、地球の自然は旧体制の機械がコントロールしている偽物なのである。

そして彼の寒さは外からのものではなく、内側からのもので、その場合は何を持ってきても防ぎようのないものなのである。

彼は何かを間違えたか、自覚が足りなかったと思われる。

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ナポレオンの四十九日行 十五巡の五

何はともあれ彼は帰ってきた。

エトナ山の麓にアメリアとの家が確保してあるということだったので、そちらに移ることもありうるので、どうするのかと気にしていたのであるが、

つぬぶて山神行が途中なので、とりあえずはこちらに戻ってきた、ということだったのかもしれないが。

 

ナポレオンの場合、普通の仕組みメンバーではなく、特別扱いをされているので、帰ってきても何が起こるかわからない。

日峯大明神のようになるのではないかと気がかりなのであるが、一夜明けた彼のレベルが突然上がっているので(基本宇宙の五段目)、その気配が感じられるのである。

そして彼を狙っているのがソロン一派であることも伝わってきている。

 

そのことはともかく、普通の四十九日が終わったあと、こちらの遣り残した四十九日行はどうなるのかと確認したところ、そちらはそれで立ち消えになるということであった。

これで大騒ぎの中で取り組まれたナポレオンの四十九日は終了となるが、ナポレオンとアメリアはこのままではとてもすみそうにない。

周りを巻き込んでの大騒ぎが続くのではないかと思われるが、とりあえずナポレオンの四十九日行はここまでである、と思っていたところ、事務所の調べではまだ三十六日しかたっていないのだという。

https://plaza.rakuten.co.jp/saday123/

 

ナポレオンの49日行 十五巡目の六

四十九日はまだ終わってはいないのではないかと確認をとると、現地では三分の二で終わったということで強制的に帰されたのだという。

そのことはのちほど触れることとして、帰ってきたナポレオンは崩れていた。昔の自分と対面させられて、世界支配の野心野望がよみがえっていたらしかった。

 

当然ミタマは腐りかけで、岡田以蔵代表がそのことを言ってきたが、自分はどうなのかと問いかけてみると、

自分も腐っていると答えたので、その件はその時はそれで終わりとなった。そして酒盛りとなったのだった。

 

明くる日改めて確認をとってみると、ナポレオンはやはりレベルが落ちている。

何が起こったのかよくわからないので、とにかくやり直しの調整をしてもらうことになった。

それまでの四日間、全姿を現わしていた富士山が急に雲に包まれてしまったからでもあった。

普通の天候変化のように思われるかもしれないが、ナポレオンの場合は常に自然がらみになっているので、そこらあたりが異常に気になるのである。

 

そしてさっそく白糸の滝での禊行となったのであった。

アメリアはエトナ山の麓に買ってある小さな家に二人で行きたがって騒いでいたが、それどころではなかったのである。

https://79793072.at.webry.info

 

ナポレオンの49日行 十五巡目の七

滝行をやっても瞑想をしても月に降りて調整をしても直らないので、何か変だといろいろ探ってみたのであるが、うまく突き止められない。

当人も周りも戸惑うばかりでらちが明かない。ソロンの背後の鵺が原因ということまではわかるのであるが、それをどうしていいのかがわからない。

四十九日のやり直しはそのままではやれないということなので、何とかしなければならない。

 

そのころ川中島の地縛霊の問題が表面化していたので、そのこととの関連があるのではないかと思われて、確認をとると、四十九日で巡っているとき変なところに連れて行かれるのだという。

それがどうも戦争の地縛霊がうごめいている所らしいのである。そのため武田信玄公や上杉謙信公達がやっていた逆巡りをやってもらうことになった。

すると簡単にできてしまったということで、彼は開ける星からこちらを眺めている。

そして次はどうすればいいのかと聞いてきたので、順巡りと逆巡りを何度かやるようにと指示すると、そこから降り始めたが、変に怖がっている。

ミタマのレベルが七合目あたりまで落ちているらしい。

アメリアが自分もということで開ける星にあがってやり始めたが、彼女はさっさと二度ほどやり終えてしまったが、ナポレオンは変にもたついていた。

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