歯の話は科学者組が拒絶しているけれど、意味がわからなくなってもつまらないので、簡単に説明だけはしておこう。
宇宙の科学者たち、特に伏魔殿側の科学者たちは医者にかかることを警戒している。それは何をされるかわからない危険があるからで、そのために内輪のキクリヒメに入れ歯の手当をしてもらう 習慣になっている。
その時にキクリヒメは入れ歯に特製の毒を盛るのである。しかしこれは伏魔殿の設定であるように思われる。皆が同じことをするからである。
説明はそれぐらいにして、佐田の歯の左の虫歯にキクリヒメと科学者、右の割れた歯と虫歯にトリスタンとキネベーレのニブツヒメが取り付いて、歯と歯茎を痛めつけてきたのである。もちろんその陰には別宇宙のキクリヒメとスサノオも重なっていたのではあるが。
それは伏魔殿側ばかりではなく仕組みメンバーで伏魔殿の邪魔になっている重量 メンバーがたまに巻き込まれ、振り回されていたのだそうである。
例えばマリア・カラスさんやフィフィ・カラスさん、あるいはマホメットさんやセット女さんなどなど、佐田をいたぶるために 総がかりで攻め立ててくるのであった。誰にも信じられない戯言たわごととしか思えないだろうけれども。