五台、六台、七台それぞれの三段階の中心はじめ宇宙の場合、全体的に見て三分の一が伏魔殿側に置かれているという状況がある。
アーサー王宇宙の場合の三分の一も伏魔殿側に置かれていて、どうしても正統派の側には来れないという制約がある。
ところがここに来てその枠が外れかかっているのである。状態の良い時は全体がこちら側、つまり帰り道の正統派の方に寄ってくるのである。
二千二十五年の仕組み世代の切り替え時期が来てそうなっているようにも思われるが、アーサー王の潰れ形の薬師大神という存在があることが分かってきた。
アーサー王自体が完全ではないということは、かなり以前から分かっていたが、それはキクリヒメのブリュンヒルデがらみだとばかり思わされていた。ところが潰れ形のアーサー王の薬師がアイルランドにいることがわかってきたのである。
そのことにはびっくりしたのであるが、それで 難題となっていた問題に少し解明の明かりがともったのであった。つまりアイルランドに隠れているトリスタンとイゾルデの悲しい二人の物語の件である。