56.魔神体制の仕組み

魔神体制の仕組み P3 平成19年3月5日 2007

魔神体制の仕組みの第三番目と第四番目は山陰地方にある神社で、島根県が美保神社、鳥取県が長田神社であった。

魔神の仕組みに関しては、最初は第一段階の「神の仕組み」のときのように、二十九か所の拠点に光の柱を立てる形が模索されていた。

そして、神の仕組みで取り組んだ三つの神行、つまり「白山神行」「国常立神行」「大国主神行」のように、三つの魔神行が必要だろうと考えられていた。

ところが実際魔神行に取り組んでみると、神界コース第二段階目の仕組みはただの魔神行ではなくて、もっと大きな宇宙の仕組み、つまり「魔神体制の仕組み」というものに発展していた。

その進化した課題に取り組むためには二十九か所では不十分で、三つの魔神行だけでも駄目であるということが、次第に明確になっていったのであった。

それで結局は二十九か所ではなくて五十か所、三つではなく五つ必要であるという結論が導き出されていったのだった。五十か所というのは正しい宇宙の完成された形であるし、五は五大要素、そしてセットを組んで男と女の十神界を示す数字なのである。

魔神行を最初のコトシロヌシとワカヒルメのセットで始めるとすれば、三セットでは不十分で、やはり五セットの十神界調整にしないと、五十か所の完成された形を支えることができなくなる。

三を陸と海と空に分けた形の仕組みにする案も出されたが、それでは十分な宇宙の調整はできないということで、十神界調整の方が選ばれたのであった。

五つの裏と表の魔神界で夫婦のセットで十神界、それを五十か所の拠点で守るという形は、正しい宇宙を築き上げるために必要な条件だったらしい。

第一段階の「神の仕組み」を発展させる「魔神体制の仕組み」としては、そこまでもっていかなければ、仕組みとしては成り立たないほどのものがあったのであろう。

五十か所の拠点ということでは、世代交替の仕組みというはめ手の、仮の仕組みで予行演習させられていた五十県(四十七+三)巡りを、そのまま応用すればいいということになった。

真の神界コースの第二段階目の仕組みが出てくる前の七年間は、パターン化された世代交替の仕組みを無意味にやらされていたことが明白になっていったのであるが、その無駄事のすべてを無にするのではなく、手探りの環境整備のための前段階ということにすれば、有意義だったことにもなる。

そういう次第で魔神行の仕組みの拠点の五十か所は、五十県巡りの続行という形で進行することになったのであった。五十県巡りは温泉巡り、稲荷神社と色地獄調整の課題などがあったのであるが、それらの取り組み方が変化しただけということにもなっていったのであった。

そして、一セット一年間で五年で完了させる、という予定表が組み立てられていったのであった。

そうして魔神行は始まったのであるが、三嶋大社から熱田神宮へ行った後は、二泊三日の一旅行につき二県を巡るという形になって、第三番目と第四番目が山陰の二社ということになっていったのであった。

それはコトシロヌシあるいはワカヒルメの両大神が祭られている神社があまりなく、コトシロヌシ大神に関しては出雲神話で有名な美保神社があったからであろう。

それに対して長田神社はワカヒルメ大神が主祭神ということではなく、アマテラス大神が祭られている神社ということになっている。

ワカヒルメ大神という神は神レベルでの仕組みでつぶされた神であって、つぶされて作り変えられた形がアマテラス大神になるのである。

そのためアマテラス神社が拠点として選ばれていくのが、一つ目のコトシロヌシ大神とワカヒルメ大神をセットとする「魔神体制の仕組み」ということになるのである。




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