56.魔神体制の仕組み

魔神体制の仕組み P1 平成19年2月19日 2007

仕組みの急展開によって神界コースの新しい課題が現れた。

二月二日の金曜日のことで、私が個人的に取り組んできた日本の五十県(四十七プラス三)巡りが一段落つき、次の課題までのつなぎの意味で熊本県に出かけ、のんびりと阿蘇山の仙酔峡の温泉につかっているときのことであった。

宿に着いて目の前に広がる雄大な阿蘇山、しかも雪の積っている阿蘇山を眺めていると、変に阿蘇山の異次元が騒がしい。

何だろうと思って確認をしていくと、驚いたことにそれは阿蘇山の地下領域にまで出てきていた魔神界の神々方で、いきなり魔神界の仕組みの準備が整っているから、すぐにでも取り組むようにと言われてしまった。

突然のことで自分としてはとことん確認しなければ動けないし、動かない旨をしつこく申し上げて様子をうかがっていると、阿蘇山の魔神界は富士山の魔神界に呼びかけながら、「魔神界の仕組み」の始まりを記念して、さっさと祝宴会を始めてしまったのであった。

「仕組みは九州から」と言いながら大騒ぎをし始めたのである。神の仕組みの場合にも、私は母の胎内にいる状態で、満州から出雲の母の実家に帰る途中で阿蘇山に登っており、そこで仕組みの本筋の親神のミタマが朱塗りのニブツヒメの矢で射殺されているのである。

ある意味ではそれが私と阿蘇山との最初の縁であるということと、神の仕組みは九州の国東から開かれたというような意味合いのことが語られて、阿蘇の魔神界が大喜びをして、私が温泉につかっている間に三日三晩の祝宴会を始めてしまったのであった。

魔神界の仕組みのことは、異次元の世界ではそれなりに準備が進められてきていたのではあったのだろう。富士山の魔神界が阿蘇山に呼応するように祝宴会を始めたと思うと、日本全体の魔神界も同調し、それが縮図から地球全体の魔神界にまであっという間に広がってしまったのであった。

異次元界はそれでよかったのかもしれないが、何も知らされていない私の方は、光の会の大きな行事である縮図内外国のルソン島(フィリピン)浄化行を目前にして、そちらに気持を向けているときでもあったので、戸惑いが大きく、確認をとことん取らなければ動きませんと言い続けたのであった。

すると二月中に富士山に出向いて確認を取るようにという指示が出て、その足で最初の仕組みの行もしてみるように、と言われてしまった。異次元の方でもまだ魔神界の仕組みに関しては不明な部分もあるので、実践を通して確認したいとのことだったのである。

そこまで言われてしまっては動かないわけにもいかないので、次の週末、つまり二月九日(金)十日(土)十一日(日)を使って、湯河原から山中湖の温泉旅行も兼ねて出掛けたのであった。湯河原と山中湖に宿を取るように、という指示までが出されての確認作業であった。

このことの陰には、魔神界の仕組みばかりではない、別の課題も混じっていてのことではあったのだけれども、ともかくそうしたあわただしい動きから、新しい神界コースの仕組みは始められたのであった。

二月十日の土曜日に富士吉田の北口浅間神社に参拝して、仕組みの確認を取ったところ、新しい仕組みは魔神界の仕組みではあるが、ただの魔神の仕組みではない。

廃墟がよみがえる形で無限に拡大し続けている、膨大な宇宙領域が対象になっているものであって、「魔神体制の仕組み」という表現をした方がいいだろう、といった確認作業もなされていったのだった。

そして次の二月十一日(日)にさっそく三嶋大社に出向いて、第一番目の仕組みの魔神行をしたのであった。帰宅して確認のお言葉をいただいてみると、「魔神体制の仕組み」としての結果が出ている内容であった。

こうして平成十九年の鎮魂の年、思いがけない形で神界コースの第二段階目の、本当の仕組みが始まった。二〇〇〇年からここまでの諸々は、その前段階の環境整備というものであった、ということも少しずつ理解され始めているが、まだまだ手探りしながらの仕組みごとであることは間違いない。




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