03.異次元回廊

異次元回廊 P150 平成26年1月14日 2014

熟慮と展開の今年は、仕組み的には非常に厳しい年になりそうである。

この宇宙を生み出した張力と、それに対応する粘着力というセットの諸力が表に出 てきて、源に近いエッセンスレベルで暗躍するからである。

その二つの力は、宇宙の始まりにかかわるエネルギーで、仕組み的にはそれが宇宙を生み出す元となっている。

張力とは引っ張る働きをするエネルギーであるが、何もない所から出てきた無源の意思のようなものである。

神話では宇宙の初めには風が吹いたり、欲望が動いたり、言葉が発せられたり、その他いろいろの説があるけれども、宇宙 浄化宇宙変革の仕組みでは張力が表に出たのが初め、と言われている。

それに対してそれを引き戻そうとする力が働いた。それを粘着力と言ってい る。

どちらも変な言葉であるが、無限数ある諸力の中にあるもので、その二つはセットを組んで働いているとされている。

宇宙には一つの原型があって、その領域を一期領域とするのであるが、そこから無限数の宇宙が機械によって写し出されて発展していった。そのそれぞれに代表の張力と粘着力はーセットずつ存在している。

張力に対する粘着力は、最初から表現世界に出ていたわけではない。

最初の世界の代表となったはじめ大神が、自分の伴侶として源から強引に女として 引っ張り出したとされている。

張力も粘着力も本来はただの諸力エネルギーであるが、表現世界が構成されたことによって代表セットの地位を確保したことになる。

宇宙を生み出す元になったからである。

しかし、張力も粘着力も源レベルから出てきて動く普通のエネルギーの一種ではあるが、特権を持った代表セットの力がなければ、それほど特別な働きができるわけではない。

しかし、代表権を確保した最初の張力とセットの粘着力 が、自分達が作り出した宇宙を維持するために、おびただしい宇宙から同類の張力と粘着力を呼び出して、組織的な働きをするのである。

旧体制宇宙が確立 した世界は、コンピューターの管理システムと色地獄が根幹となっている、あくなき欲望が追求される自堕落な世界である。

コンピューターが発達し始めた今の地球人類世界を眺めてみれば、その実態が目に見える形で現れているのがわかる。

それはおぞましい世界である。そのおぞましさに耐え切れず、世界を改革しようとし始め、その努力をし続けている者達もいる。

それが宇宙浄化宇宙変革 の仕組みグループなのであるが、張力の特権が治外法権的に幅をきかす世界では、常に劣勢である。

しかし、宇宙にはエネルギー原則というものも存在している。それが仕組みの淵源であるが、これがまた対極をなす無源の意思として 根深い働きをしている。

ある意味では張力に対する粘着力の対立のようなもので、旧体制が改革の芽を強引に摘み取ろうとしても、決してできない働きとし て存在している。

今年はその対極をなす働きが錯綜し、源により近いエッセンス領域にまで深まって、対立抗争の度を深めている。

旧体制派の無秩序無ルールの悪逆非道、それに対してそうした無軌道な世界を改革しようとする新体制派が、ルールを掲げて対決している。

それが熟慮と展開の背景となって躍動している、今年の 仕組みのエネルギーの姿である。

 




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