ギリシャ神話にカリプソ (カリュプソー) という名の正体不明の神がある。 オーギュギア島の神で、巨人族の娘であるという。
オデッセウスが難破して島に流れ着いたとき、一緒になって七年過ごしたとされている。子供が二人ある とのこと。
神と人間、あるいは巨人や小人が混ざって生きている世界というのは、最近 は当たり前のように描かれているが、一世代前には考えられなかったことである。
その世界は物質現場の世界ではなく、異次元界なのであるが、異次元にもいろいろあって、神話の類は精霊界のことを言っているということが、最近に なってやっと明確になってきた。
そこらあたりのことは当の神々や先祖方にも、封じられてしまうせいかはっきりわからないらしく、なかなか確認がとれなかったのである。
カリプソというのは海の神とされているが、「隠されたもの」を意味する神名からもうかがえるように、よくわからないところがある。
カリプソ音楽(カ リブ海はカリプソからきているのだろうか?) とか商標とか店名などに使われていることが多い。
よく使われている割には正体がわからない神なのであるが、 先日十月半ば頃、カリプソが私の感覚に触れてきた。プシケーのようなエネル ギーの精として。
ツキジデスが時々カリプソがからまってきてうるさいことを言う、と言って解説をしてくれたけれども、何か変だと思って調べてみると、ウラノスによって潰されて機械エネルギー化されたのだという。
なぜかと言うと、アトランティスで人間として仕組み働きをして、かなりの成果をあげたからだという。
カリプソはスセリヒメ系なのだそうで、その彼女が何の仕組みをしたのかと 聞いてみると、佐田が現れるのを待って、ウラノス宇宙の復権復活を図ろうとしたのだという。
佐田は木から進化した人間としてアトランティスに生まれ出たと言われている。
その時はまだ原始人であって、仕組みのことなど理解できなかったと思われるが、仕組みのエネルギーの流れがあるらしいのである。
以前からアトランティスで佐田封じが強烈になされたという情報があって、それが何のことかわからなかったのであるが、
長い間仕組み働きをしている佐田は常に監視されているということと、佐田に合わせて正統派が仕組み働きをしていることがわかる話であった。
日本の天皇家が仕組み的に正常化した後、アーサー王組とウラノス組で引継ぎ式が行われたのであるが、両組とも満足な働きができないため、カリプソ大神が復権をかけて動き出したということらしい。
驚いたことにヘラクレスは彼女のセット夫なのだという。
そのことが現れたとたんに、ヘラクレスと遊んでいるエウロペが逃げ出した、というおまけまでついて大騒ぎになったのであるが、カリプソには五十名から五百名ほどの仲間がいて、機械エネルギーに溶かし込まれていた。
様子がおかしいので、佐田の本拠地で調整してもらうことになった。
四、五日ほどたつと、彼らはアトランティスの仕組み時代の人間になって、仕組みのやり直しをしたいと言い出した。
それならということで、精霊界のアトランティスへ行ってもらったのであるが、結局は残された今のアメリカ大陸の精霊界でしかないようだった。
しかしそれでも五十カ所の拠点があるという。
彼らはアトランティスのキクリヒメの仕組みの第三世代の頃に、別立ての仕組みに取り組んで潰れてしまっていたらしい。
それをやり直したいということで取り組み始めている。