今仕組みは大きく大きく動いている。最近になって無源感覚が出てきていて、それが宇宙の縮小感覚として感じられ始めている。
そのことは仕組みが位相大する以前から理念的には頭にあったことであるが、膨大な廃墟の包囲網で理め込まれてしまうと、そんなものはかき消されてしまって、無限循環しているような覚に誘い込まれるのが普通であった。
それが変化し始めているのである。ということはそれだけの結果が出ているということになるわけで、かなりの手応えを感じる今日この頃となっている。
そしてその感触やイメージは全体に向かっているもので、それが出てこなければ仕組みの完成には至らない、と言 われるようになっている。
そして、過去に全体が整理されたことが五百二十七 回あり、今回が五百二十八回目になるのだという。その内の一度は佐田が完成させたこともあるのだという。
信じがたい情報であるが、この情報は正しいもののようである。
ということになるとかなり気持ちに余裕が出てくることにはなるが、しかしまたまだ何十年も何億年もかかるという言われ方もしてしまう。
何が正しいのかわからなく なってしまうけれども、今まで潰れずにここまで来れたことは、その目標があったからだし、廃墟全体の整理をしなければ意味がないという思いがあったからだと考えている。
廃墟や生き終わったゴミを回収して発生の源に帰す、ということが出来るようになってきている。
今までだって出来ていたと思われるのであるが、出来ていないと思い込まされて、ただの無駄仕事の疲れだけが溜まる状況が続いていた。
そこに変化が現れてきたのである。しかし、そうなればなるほど旧体制の 総攻撃が増してきて、難儀と疲れに押し流されそうになってもいる。
そうした状況ではあるが、確実に仕組みは進行し続けている。しかし宇宙は 広い。広すぎて気が遠くなってしまうほどである。
我々太陽系宇宙の仕組みの先導グループも、既に疲れ過ぎて何度もギブアップし続けているが、それをだましだまししながらの進行なのである。
決して楽な仕事をしているわけではな い。しかしやり遂げなくてはならない、その思いだけは仕組みメンバーには残っている。
何度潰されても、何度投げ出しても、読めずに起き上がってまた取り組んでいく。辛抱に辛抱を重ねないと実現できない課題なのである。
一から十まで辛抱だと佐田は言ってきたが、先日百まで辛抱だと言われてしまった。改めて心 を引き締めた次第である。