02.求道のあかし

求道のあかし 令和6年8月1日

砂漠化の影響でもがく日々が続いているが、仕組み現場では一段落がついた状況になっている。

地球現場は逆現象になっているような感じではあるが、陰では静かに新展開への布石が打たれるようになってきている。その背景について解説しておくことにしよう。

簡単に言ってしまえば、総合先導役が廃墟のすべてを買い取る能力を身につけたところにある。

伏魔殿側がいかに拡大しようと古い廃墟がいかに広ろうが、押し付けられていくそれらをすべて買い取ることが楽にできるようになっては、もはや伏魔殿側の立場はない。

いたぶり尽くす悪の喜びがなくなってしまったからである。

七月の月例会で状況説明をしておいた段階から、さらに廃墟の拡大をはかってこちらを押し潰そうとし続けていたが、やればやるだけ徒労に終わる展開となっては、あちらも嫌になってしまったらしい。

それで少しずつ仕組みが変化してき始めているのである。

拡大と縮小は以前からあったことであるが、少し前もうそれ以上拡大させることが機械ではできないと言い出してから、拡大しても縮小する動きがかなり頻繁に出始めていた。

それがここに来て過去にさかのぼって縮小する展開になってきたのである。人間が宇宙の縮図であると同じように、太陽系も仕組み宇宙の縮図になっているという解説をしてから、特にその動きが顕著になり始めた。

無源は永遠無限、それを機械妖怪が食い潰してしまって廃墟化している。

その大掃除をするのが仕組みであると覚悟して、徒労と思われる浄化活動を続けてきたが、百パーセントそのすべてを買い取ることができるとみなされた時から、状況が変化し始めた。

永遠無限ということは、時間も空間もないということなので、世界や宇宙が大きかろうが小さかろうが関係ない。ただ単純に浄化活動を続けれはいいだけのことである。

だとすれば機械妖怪はどのようにして永遠無限を食い尽くすことができたのだろうか? ここに仕組みのトリックがある。

考えられることは宇宙エネルギーは永遠循環をしているということで、そのことは当初から考えられてきたことであった。

ただし伏魔殿宇宙の場合はそれが廃墟循環であるということで、仕組みの総合先導役が百パーセントそれを買い取ることができると判断されたとき、その循環が逆転したのである。

廃墟循環から仕組み循環へ、つまり正統派に生まれ変わった無源への循環に移行することとなったのである。つまり仕組みの成功図がそこに現れたことになる。

もちろんだからと言ってそれがすぐ実現するということではなく、じわじわと少しずつそうなっていくということでしかないと思われるのではあるが。

仕組みは完成できるものではないと最近は言い始めていたが、とりあえず仕組みの勝利と言える展開になってはきている。

あまりにもきつくて嫌らしいので、人類滅亡とか、地球消滅を願ってしまうけれども、無源はまだまだこの宇宙遊びをやめようとはしていないので、ゆっくり行くしかない。

この巻頭言は「光泉堂だより」に毎月掲載しているものです。




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