追い返されて入れないので、佐田は三条正子に富士山のつぬぶて山の見学をさせたのであるが、
最初は拒絶していた彼女も次第に自分の置かれている立場に対する自覚ができ始めてきて、それくらいはやらなければならないのではないかと思わされたりしていたらしい。
その自覚ができたとき、彼女は三十五才の大人に成長していた。
その成果をもって午後火星へ行くと、難なく正統派の星へは入れて、その日はゆっくりと今までは見たことのない新しい火星の世界を見学することができたのだった。
火星にはレベルの低い仏界があり、仏教に姿を変えている魔神系のメンバーたちもいたが、両者は別領域で生きているとのことであった。
もちろん惑星なのでレベルは低く、星の神界の八合目の神となってしまった三条正子の光は強くて、光を落とさなければ交流できなかったとのことであるが、午後はゆっくりそちらに滞在したとのことであった。
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