五月十日、十一日は水星、六回目と七回目である。このときの水星は、新しい水星の出来具合の確認のためのようであった。
あと二十七、八年で地球から水星へ移っていく仕組みの星は、現段階ではかなり成長していて、地球世界のような自然が既にできていた。
三条正子にとって以前にはわからなかった領域に、今回は入ることができたのである。それが珍しくて二度出かけたとのことである。
地球の物質世界の我々人間から考えると、なかなか理解しづらいことであるが、太陽系の太陽はもとより、惑星や衛星などすべての星に、大小のいかんにかかわらず、すべてそれなりの世界が存在しているとのことである。
それは時空のそれぞれに差があって、地球の物質世界からはまったく確認できないように、それぞれの世界からでも簡単には確認できないもののようなのである。
二日かけて水星に出かけたのは、新しく出来つつあるいろいろな世界の見学をするためで、そこには正しい体制で生きる素っ裸の人間が生きていた。
仕組みのために生まれてきている水星の物質人間ばかりではなく、下から進化して昇っていく人間、さらには上から降りてきている人間もいるように思われる。
三条正子にはそこまでの確認はできなかったとのことであるが、こちらからはそのように確認できるのである。すべてが一緒にいるかどうかは別として。
地球の物質世界にいる人間には考えられないことではあるが、物質世界にも次元差と共にいろいろな世界があるとのことである。
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