24.高杉晋作神行

高杉晋作神行 三十一

五月二日(水)に出かけた二度目の木星を挟んで、五月三日から六日まで金星へ続けて四日間通い続けた三条正子、なぜそうして何度も行かなくてはならないのか、

四十九日の死後の行事のことなどわからない者には、そこに何があるのだろうかと興味が湧いてくる。

だいたい四十九日というものは、決まりきった同じものであるわけではなく、個別に組まれていくもので、必要に応じて変化していくものらしいのである。

人それぞれ生前に違った生活をしているわけだし、死後の知識などに関しても千差万別である。そのためそうした個人に応じてそれなりの対応がなされていくものらしい。

三条正子にしてみれば、三嶋大社で特別の生活をしていたわけだし、正統派から伏魔殿側の天皇家神界に移されて、そちらに慣れ親しんでいながら、仕組み的に特別の地位があるとされて、

改めて免除されていた四十九日のやり直しをするということになれば、それなりに特別のものにならざるをえないのだろう。

金星などでの行ったり来たりはそうしたものということになるのであろう。

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