高杉晋作神行解説
出だしで失敗した高杉晋作、その思いはいかばかりであったことだろうか。仕組みに対する思いや意気込みは、既にあふれんばかりになっていた。
しかも自分がハゲ元宇宙の代表の筋であり、またセット女が三条正子であってみれば、それだけでもう破裂しそうなほどのものになっていただろうと、脇で対応している我々は推測せざるを得ない。
総合先導役の佐田にしてみれば、それだけで既に準備万端、だからかっての同志が立っている赤城山から始めてもらったわけであるが、それが裏目に出てしまい、伏魔殿側の反発の強さを思い知らされることとなってしまったのであった。
こちらとしても浮かれているだけでは駄目で、もっとしっかりした選択をすべきであったと反省させられたものであった。
そうした事情もあり、彼のやり直し神行は今度は完璧との評価をいただけるほどのものであったという。
脇でそれなら百パーセントだろう、との嫌味な声が聞こえるが、それは神行というものを知らない素人の妬みでしかない。
しかし前途多難の船出であることは間違いのないところで、まだまだ海のものとも山のものとも計り知れない三条正子と共に、その動向が注目されるところである。