四月十日(水)のことであったが、四十九日を始めるにあたって、世間に戻るための滝行をすることになった。
朝五時から白糸の滝で行われることになったが、水行は神社でしたことはあっても滝行は初めてということで、かなり緊張した様子であったという。
二度ほどためらっていると、四十九日の案内役である那智の滝の神官の老婆(七十八才)に怒鳴られて、やっとの思いで三度目に入ったとのこと。
その時正子老婆の身体から三十体ほどの神社系の憑き物が落ちたと言う。
佐田は最初からあまり厳しい指導はしないでほしい、次の日からは昼の暖かい時間にしてほしいと要望することになった。厳し過ぎで投げ出されても困るからであった。
そして四十九日の最初の星海王星へと向かっていったのだった。
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