帰るところを失った三条正子、どうしていいのかわからなくなって、高杉晋作はじめ佐田を含めた関係者との協議に入ったのであるが、妨害が激しくてなかなかうまく運ばなかった。
天皇家神界に所属していた彼女は四十九日をしていないので、高杉晋作と共に神行をするのであれば一般レベルに降りてやり直す必要がある。
それを勧めるとやってみるとの意思表示がなされたのであるが、伏魔殿側がそれを妨害したり、逆にその課題をこなせばレベルが上がるので、そうなれば神社帰還の許可を出すといった展開となって、混乱を極めるのだった。
そして彼女は一度神社に帰って改めて調整をし直すことになった。
その時高杉晋作は二十三才の若者の姿にされており、それに合わせて彼女も二十三才の美女に変貌していたが、神社に帰ったときには元の七十五才に戻されているのだった。
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