03.異次元回廊

異次元回廊 P118 平成25年5月21日(火) 2013

マグダラのマリア、仕組み名マリコは今では霊界の大神であるが、一神教の面々から激しい妨害を受ける毎日が続いている。

神行のお言葉からはそこらあたりのことはうかがい知れないが、旧体制に牛耳られている山々での神行なので、そこらあたりの責めぎ合いには強烈なものがある。

それはマリコ大神のみではなく、現在イザナミ神行に取り組んでいる全員に言えることではあるけれども、マグダラのマリアは娼婦で軽蔑されていたこともあって、

一神教の正統派からの誹謗中傷やねたみの激しさは、英雄的に扱われていた他のメンバーとは、一味違うものがあるように思われる。

先日のイランのディナール山では、神行を終えた後、逃げるようにして佐田の本拠地に戻ってきたと聞かされた。五百名の女同志がいるにもかかわらずである。

場所を選定するのは総合先導役の佐田の役割であるが、中東の場合は後回しにしてほしいと懇願されていて、残りが少なくなっている場所の選定に苦慮してしまう状況が続いている。

理由をたずねてみると、一神教の父神や潰れ形のセット女達を代表とする旧体制の宗教徒の総攻撃があるかららしかった。

だから最後の最後でどうしようもなくなるまで待ってほしい、と前々から言われていた。それでもこちらとしてはそれでは行き詰ることになるように思われるので、ディナール山の場合は特権で間に挟んで様子を見ることにしたのだった。

その結果は、神行は成功したけれども、その後にどこでもする宴会をしないで逃げ帰ってしまうという無惨なものだった。

見えない領域からの強烈な悪意ばかりではなく、仕組みのためにやむなく受け入れてはいても、反感や反発の内の思いがあふれ出ていて、とても耐えられなかったからだと言う。

次のスマトラ島のケリンチ山では逃げた弱みを突かれて、さらに激しい妨害が襲ってきて、途中で佐田の本拠地に逃げ帰って様子を見るような状態であった。

そのことの確認をした佐田は、事態の進展をはかるための特別調整をしたのであるが、宇宙中からの仕組み潰しの強圧がかかってきていて、佐田だけではこなしきれないほどのものとなっていた。

そのため総がかりでそれを排除することになって、やっと宴会までたどり着くという展開となったが、三分の二を過ぎてからの最終段階をこなすのは、大変な苦労が伴ってきているようである。

ディナール山は宴会のやり直しをしておく方がいいという佐田の意思で、二十二日には改めて皆で出向く調整をしてもらうことになったけれども、

その周辺では依然として激しい妨害波がうごめいていて、出掛ける前日の二十一日には、前々ローマ法王ヨハネ・パウロ二世がマリコ大神を怒鳴り散らすということもあった。

佐田とのお付き合いもあるあのおとなしい聖人の怒号にはびっくりさせられたけれども、キリストやイエスばかりではなく、モーゼスやマイトレーヤーといったセット系の反発にもすさまじいものがある。

マリコ大神は誰も出来なくなった神行を、たった一人で推し進めた勇敢な娼婦であるが、そのための努力には大変なものがあったのである。

あちこちに挨拶しまくって下ごしらえをしながら、佐田にもしつこく食い下がって、男も恐れる仕組みごとに果敢に挑戦し続けてこられた。

その胸の内にはいかばかりのものがあるのだろうかと思わされてきたが、成功すればするで、次第に立派になっていく大神に対するねたみは、ものすごいものになっていく。

 

Copyright © 2013 Kousendou,Inc. All right reserved.

 




-03.異次元回廊
-, , , ,