03.異次元回廊

異次元回廊 P105 平成25年2月19日(火) 2013

仕組みは第七台に上がったばかりだというのに、またまた大きな変化が現れた。と言うより大きく展開した、と言った方がいいのかもしれない。

十八日の夜、第八台の大台へ一気に昇ってしまったのである。七台全体の大掃除をするのに何年もかかると予想していたので、この展開には戸惑っている。あまりにも早いからである。

早いということは、それだけ課題が過剰になっているわけで、潰れ形になっている仕組み宇宙が多いことでも、そのことは知れている。

第七台領域では、五千億個ある宇宙領域の中で、我々の宇宙だけが抜けていっただけで、他の宇宙は全部レベルの低い所で埋もれてしまっていた。

それらの全部を起こすことに成功したわけであるが、一つの宇宙に二、三個ずつ潰れた宇宙があった勘定になっており、そのことからも成功の割合が低過ぎることがわかる。

そのことは課題が大き過ぎることを意味しているわけで、そこらあたりが今後の問題点として、突出して出てくるのではないかと思われる。

昨年の暮れからなだれのように被さってきた宇宙のヘドロを、やっとの思いで処理したばかりで、なんとかこなせそうだと安堵し始めたばかりのところであった。そこへ今度の展開である。

めでたいことだし、宇宙中で祝宴会が催されていることではあるけれども、仕組みを先導する側としては、単純に喜んでばかりはいられない。難題が降りかかるのは予想するまでもない現実だからである。旧体制側は「艱難辛苦汝を玉にす」と言い続けているが、こちらは艱難辛苦ばかりの仕組みに嫌気がさしていて、もっと楽しいことを考えたくなっている。

旧体制はマイナスの宇宙で、苦しみや悪を楽しむ世界、新体制はプラスの宇宙なので、楽しいことや善を追求したくなる世界。

そんな仕組みを演出し続けてきたが、それができない宇宙が潰れてしまっているようにも思えるので、できるだけ楽しめる展開に持っていきたいと考えている。

幸いついてきてくれている宇宙は楽しくがんばっているし、起きてやり直している宇宙も生まれ変わって喜んでいる。

さらに第七台の新しい宇宙は、初めて経験するこれからの新生脱皮の期待に、打ち震えながら大祝賀会で酔いしれている。最高の展開ではあるが、展開が早過ぎるのが気がかりである。

 

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