03.異次元回廊

異次元回廊 P75 平成24年7月3日(火) 2012

佐田賞の受賞者チェ・ゲバラことエルネスト・ゲバラ氏は、新たに赴任する宇宙で、一週間の祝宴会を七月三日に終了することになっている。

宇宙の代表格で赴任するためにはまだやり残していることがあるということで、宴会の合い間をぬっては地球に降りて来て、世界中を巡っておられる。

最初は世界旅行でもするのかと思っていたのであるが、もっと切実な問題をかかえての行脚であることがわかってきた。

最近の彼は中南米で二つのグループを率いて、仕組み働きをするようになっておられた。

一つはケツァルコアトルに対応している現地系のグループ、もう一つはアトランティスのクレイトウ王妃が所属している、老大主組に対応するグループである。

もう一つ中米にある我々の元宇宙系のブラザーフッド組との接触もあったが、この組に対しては佐田の女導師である十名の女性の方々に引き継がれての交替が先日なされた。

ロシアやフランスに行ったりしておられるので、てっきり地球との別れを惜しんでおられるとばかり思っていたが、事はもっと深刻なものであった。

国際共産主義組織に挨拶巡りをしておられたのであった。キューバ革命から中南米への彼のゲリラ活動は、国際的な協力が背景にあってなされていたもので、中南米の各地にはキューバを中心にした、

国際組織のメンバーが参加していたのである。そうした世界のメンバーと、死後の世界で調整する仕事が残っていたのであった。

特に中南米各地では直接ゲリラ戦争が続けられていたので、当然死者もたくさんいて、そちらとの再調整が必要になっていたのである。

ところがゲバラ氏は佐田が先導役を務める宇宙革命に、北米インディアンのイロクオイさんの後を継いで参加して来られたので、共産主義革命を宇宙革命へと発展させる必要にせまられることとなった。

ゲバラ氏がそれを受け入れたのは、背景にケツァルコアトル組や老大主組の宇宙革命の影があったからで、次第にこちら側に移行して来ることになった。

かなり柔軟な感じがするので、ずいぶん素直な人だと思っていたら、彼はケツァルコアトル組の呪術でやられていたことが判明した。

それを筆者は「チャペルの鐘」と呼んでいるのであるが、呪い殺されて各地の迷妄界で地縛霊となってうろついているメンバー達がいることがわかってきて、彼らを救い出す手助けを筆者もすることになった。

ゲバラ氏は宇宙での一日の宴会が終ると地球に降りて来て、かつての同志達の救済運動に忙しくたずさわっておられる。筆者も出来るかぎりの手助けをすることにしている。

呪い殺されて迷っている彼らは、狂うような恐怖にとらわれて逃げまどっていて、かわいそうだからである。

 

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