ヘレナバアヤの仕事が始まっている。スビドル街路樹一家の場合は、昔の領地の邸宅あたりの自縛霊として生きていたらしく、
地球に戻るとまたそこらあたりに行くしかないとのことだったので、佐田の流刑地に行ってそこで生活の立て直しをはかるように勧めて、そちらに行ってもらった。
一家はそちらに出掛けて正常化のトレーニングを始めたが、ヘレナは家族ではないので別行動を取って、バアヤ仕事に取り組むことになっていった。
佐田のバアヤの仕事というのは誰でもそうであるが、仕組みの仕事をするということで公的な仕組みメンバーの役職を与えられ、その課題をこなしていくことになるわけである。
表の彼女は近代神智学で名をはせていたくらいなので、仕組みに関しての知識も豊富で、佐田のことも注目していたとのことだった。
そのためもあってバアヤ職を引き受けた段階でミタマが開いて、富士神界で仕組みの仕事の調整にすくに入っていったのだった。
街路樹一家のほうは、長男氏が以前から独立したがっていたとのことで、別行動をしたとのことであるが、それぞれみんなが生活の立て直しを図ろうとし始めている。