スビドル街路樹一家も近親相姦家族だとすると、ここに来てなぜそれを抱き合わせにして出してきたのだろう?
仕組みの先導役としてはそうしたことが気になるわけで、そこらあたりを考えるとトーベとドストエフスキーのセット関係の意味もわかってくる。
つまり仕組みとしては家族から切り離したいわけである。仕組みの会の会員にもその関連の家族がいて、妙な歪みにされて潰されていた。
それを解きほどくことは簡単なことではなく、今でもその家族は大苦労をしている。
色地獄化した今の世界ではそうしたことは珍しいことではないのであろうが、まともに生きている者もいるので、そちらから見るととんでもない話になってしまう。
それはともかく、そうしたことを解明しながらいろいろ探っていると、脇から神秘主義者として有名なブラバツキー女史が突然現れてきた。
何の関係があるのだろうと確認していくと、またまたとてつもない事実が明らかになっていくのだった。