埋没神の復活はウラルにまで及んだが、そのことはともかく、ここではラブクロフト問題に限らせてもらって報告すると、
北欧神話で牛にされている宇宙の代表のオオクニヌシがうごめいたのであった。終末戦争で潰された神である。
そのことでわかってきたのはラブクロフトはバンパイアなどがいる海王星の住人で、五百回無限回帰したことによって木星の五合目まで一気に上がってしまい、そのことを受け入れたことによってさらに七合目まで登ってしまったのだった。
そして佐田の流刑地では五百段目から一気に五段目まで上がることになってしまっていた。
そのことは彼が正統派であることを証明しているように思われたが、彼はまだそこまで佐田を受け入れてはいなかった。
そこで生活費並びに特訓料と引き換えに彼が隠しまくっている情報と交換するという交渉をしたのだった。
彼は自分の変化の結果を見てのことだろうか、しぶしぶながら受け入れてくれたのだった。