それは令和五年十二月二十八日のことであったが、
ラブクラフトというのは、北欧神話の暗闇を描いている魔的な怪奇小説、SF小説作家で、私が若くて作家を目指していた頃から視野の片隅にあった作家である。
「クトゥルフ神話」という地底の恐ろしい世界とか宇宙を描いていて、トールキンの創作神話とは別の魔的な創作神話を書いているという印象であった。
しかしなぜか文庫本の全集を買おうとしてもどうしても買えずに、いつか時が来たら読んでみようと考えていた作家であった。
のちにはトールキンの創作神話とは違う本物の神話だとの異次元情報があるので、買って読みたかったのであるが、どうしてもそれを実現させることができないままだった。
そのラブクラフトが直接私にかかわってくるとは思いもよらず、北欧神話の埋没している闇の神界の資料を探しても見つからないで困っていた私に、かなりの刺激を与えてくれたのであった。
そして改めてラブクラフトをパソコンで調べてみると、彼はアメリカの作家であって、その資料は信ぴょう性の薄いものとされていた。まともな資料が少なく、隠されたものがあるためなのだという。