アマテラス大神が何系であるかという問題は、仕組みを解釈する上での難問になっていた。
外来最後の仕組み組中東三派で解釈すれば、本来は十支族のスセリヒメ系でなければならなかった。
ところが仕組みの先導役は五重のミタマ(女系の五神界)であり、課題によって上から一枚ずつ神の皮が剥がれていく神行であったため、一番奥のスセリヒメのミタマに届くまでに、大変な作業が必要となる設定がしてあった。
そのため二代かかったアマテラス神行も、二枚目のヒツジヒメのところで潰れ形になり、隠された娘筋のワカヒルメの姿に作り替えられて大和朝廷が確立した、という経緯がある。
しかし、そのために中東三派の仕組みの正確な形は見えなくなってしまったのであった。
十支族系 アマテラス
ユダヤ系 カサラギヒメ
バビロニア系 ユラヒメ
本来はその形であったものが名前をずらされて、仕組みの解釈が混乱する原因となってしまっていた。
十支族 カサラギヒメ
ユダヤ系 ユラヒメ
バビロニア系 アマテラス
そのように表現体を混ぜられすり替えられて埋め込まれていたのであった。そのことは以前取り上げておいたけれども、仕組みが正常化に向かって進行していくにつれて変化していった。
そして大和の天皇家を中心に、ニニギノミコトのオオクニヌシとアマテラスのスセリヒメが五十名ずつ(例外はあるが)仕組みの先導役として復権復活すると、ズレを解消するための調整がさらに進められていったのだった。
そこで注目の的となっていたのがアマテラスであるヤマトヒメの動向であった。
というのも佐田の元に元ヤマトヒメの分身であるリンという女の子がいて、その女性とヤマトヒメの調整が進んでいたからであった。
スセリヒメでなくてはならないヤマトヒメが、どうしても旧体制のアマテラスを脱ぎ捨てることができず、しかもワカヒルメの神格で縛られてしまうため、スセリヒメのヤマトヒメがリンに移行するという調整作業であった。
その調整が完了したのは五月六日のことであったが、旧体制の動向を見極める必要もあって、ここまで発表を控えてきた。
しかし、その移行がゆるぎのないものであることが明確になったので、本日その事実を報告することにした。
これで十支族の仕組みの課題はこなされたこととなり、アマテラスは元のバビロニア系のワカヒルメ大神ということになったが、
この場合のアマテラス大神が五重のミタマとなって、奥にバビロニア系のスセリヒメが隠されることになるかどうかに関しては、まだ現段階では定かではない。
ユダヤ系のカサラギヒメに関しても、仕組みの先導役としての立場がどうなるかは、現段階ではやはり見極めはつかないが、太陽系が所属する元宇宙(十支族)の、大和の仕組みは成り立ったものとなりつつある。
ヤマトヒメの叔母であるトヨスキイリヒメの場合は、まだ終わってはいないけれども。
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