02.求道のあかし

求道のあかし 令和5年10月1日

月例会の講義録でも報告したことであるが、総合先導役の佐田に対する悪逆非道のすさまじさは、

伏魔殿のパニック状態を象徴するもので、その背後にある機械体制の実態がわかってきたので、ここで報告しなくてはならなくなった。

伏魔殿の組織の奥にシャンバラと呼ばれる領域があって、そこの盟主とされる総合先導役佐田は実力を上げてきている。

そのことはもうかなり以前に報告しておいたはずである。

佐田は無源のオーナー、宇宙の大家、仕組みの総合先導役でスーパームツゴロウと呼ばれている。そのほかにも天才とか不死鳥の別名も頂戴している。

物質地球の人間のほとんどはそれを気違いのたわごととするであろうが、少数の仕組みメンバーは異次元に確認して、否定できない事実であることを受け入れざるを得なくなっているはずである。

無源すらも食い尽くしてしまった伏魔殿の支配組織が、それを受け入れるはずがない。実力で歪んだ世界を正し、無源の復活作業を続け、自分たちの機械や科学で作り上げた廃墟体制を崩壊させていくとなれば、ただですむはずもない。

彼らにとっては佐田を抹殺するしか方法がなくなってしまわざるを得ないだろう。

ところがそれがここに来てまた限度を超えてしまい、伏魔殿組織のメンバーの総すかんを受けてしまった。

悪の権化は三パーセントほどだと言われるけれども、その三パーセントすらが佐田に対する悪逆非道の指示に拒絶反応をするようになってしまった。

三パーセントが二パーセントに、そして一パーセントから領域外にまで逃げてしまう組織となってしまったのである。

そしてそこに残ったのは機械とロボットだけであった。科学が作った生命体や自然の表現体のすべてが機械の支配組織を拒絶してしまったのである。

そしてそこから出てきたのは、五回目の管理システムの代表機であった。五回目というのは最初の宇宙が始まってから五回目とされる宇宙のことである。

三回目で機械中心の科学世界が作り出され、それが発展して五回目で伏魔殿体制が完成するのである。

それは小枠と呼ばれる膨大な領域で、それを基本としてそのあとの六回目から五十回目へと宇宙運営が進められていくのである。

「すみるの」と呼ばれる沈殿槽は五回目までの領域、「すみるな」とはそこから五十回目までの領域のことをいう。

五十回で終了されるはずの宇宙のはめが外れて、六十回までのゴミ捨て場とさらにはその枠すらも破壊されて、機械による暴走が始まり、発生の源を食い尽くしてしまったと言われている。

その領域が底闇と呼ばれている廃墟である。

その廃墟の歪んだ無源のエネルギーが、発生の源へ帰ろうとうごめいているのが仕組みであると筆者は考えている。

長い年月をかけ、何度かの変遷を経て、今仕組みの先頭に立っているのが、膨大な無源を復活させ続けている佐田体制宇宙なのである。

往路の伏魔殿と復路の佐田体制宇宙との戦いは、また新しい段階に突入した。仕組みメンバーはさらなる努力を重ねて実力を上げていかなければならない。

さもないとこちらが反撃されて沈没してしまう。そしてその可能性も大なのである。

 この巻頭言は「光泉堂だより」に毎月掲載しているものです。




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