コンピューターが進化してきた今では当たり前のことであるが、地球の現時点でコンピューターで書き込まれる様々な情報の量は、我々の想像を超えた膨大なものだろうと思われる。
そして今後機械文明が発展していくにつれて、それはさらにさらに膨大なものになっていくことだろう。
そして、その情報は簡単には消せないものであることも、よく知られていることである。
それはともかく、宇宙が早い段階で機械化し、コンピューター化された情報とともに世界が運営され続けてきているとすれば、その量は想像を絶っするものにならざるをえない。
そしてそれが温存され続けてきたとすれば、下地に上書きされたものの厚みがどれほどのものになるかは、もはや誰にもわかるまい。
ましてや宇宙の切り替えがうまく出来ず、逆に機械に古いものを温存され続けてきているとすれば、それはもう絶望的なものになってしまっている。
一度大掃除をした者は、二度とやりたがらない現実が、それを如実に物語っている。過去の歴史のなかで、全宇宙の大掃除をした者は、五千億名を越えていると言われている。
ところが二度成功した者は三名しかいない。
それがいかに大変な課題であるかがうかがわれる数字であるが、それは一重にコンピューターで書き込まれた情報の厚みと、腐り果てて廃墟と化して残されてしまっているヘドロのせいである。
無限を越えるほどに膨大な宇宙領域の半分は、そうしたエネルギー領域なのである。
それを虚空蔵とか、アカシックレコードなどと言って尊重している教義もあるが、何のことはない、膨大な領域に厚く書き込まれたろくでもない情報の廃液なのである。
コンピューターを使っている現代の我々が書き込む情報の内容を考えれば、そのことは簡単に想像がつくのではあるまいか。
宇宙浄化は汚泥の掃除、消しても消しても上書きされた色地獄模様が浮き上がってくる。
五千億の五千億乗回を越えるほどの宇宙が繰り返されてきたと言われているが、その四割ほどはまだ残されている。
今回で五十回目を迎える大掃除役を奇跡的にやり続けることになっている仕組みの先導役は、それだけの時間をかけてそこまで減らしてきはしたものの、まだまだとてつもない書き込みへドロが残されている。
コンピューターを使う者は、書き込んで温存するより、きれいに消すことを考えておいてほしいものである。
消しても消しても復元再生されたり、消しきれずに浮かび上がってしまうことのないように。
Copyright © 2011 Kousendou,Inc. All right reserved.