03.異次元回廊

異次元回廊 P24 平成23年6月21日 2011

 新しい領域はまたまた広がり、新しい位相拡大が始まった。

それが限りのないものであることは、知り過ぎるほどになってきているけれども、それにしても果てしない繰り返しである。

広がる過程で少しずつその様相は変わるので、それに慣れるまでにはしばらくの時間がかかる。

新しい段階へと巡る間隔が最近は短くなっていて、めまぐるしいほどであるが、それはこちらが慣れてきたせいでもあるのだろう。


 最近では廃墟を整理する感じになってきているが、同じことの繰り返しのようでも、何らかの変化がある。

廃墟と言ってもその背後には旧体制の組織が控えているし、それなりに手を変えて押し寄せてくるので、それをこなすことは容易なことではない。

それに次第に処理する領域も拡大していく。


 押し流されながら、あるいは埋まりながらの悪戦苦闘の連続である。

よくここまで耐えて乗り越え続けてきたものだと、旧体制にすら感心されているほどである。

この戦いが、あるいは整理作業がいつまで続くのか、それはわからないけれども、最近ではいずれ決着がつく日がくるのではないか、と言われるようになっている。


 相手側の動きが最近何か変なのである。いつもと違う、今までと違う、焦りと言うか、苛立ちと言うか、余裕がないのである。

だからといって今すぐどうと言うことにはならないけれども、それでも何らかこちらに余裕のようなものが出始めている。

つい先週の動揺が嘘のようである。こちらが潰れないからだとも言われている。


 太陽系の人類の仕組みに関しては、まだまだそのツケが残っているので、そのことから考えれば、そうそう簡単に終わるとは思えない。

それでも何らかの結論が出てほしいと考えたくなるのは、永遠に巡り続けるよりは、どこかでけじめがつく方が気持ちの整理がつけ易いからかもしれない。


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