03.異次元回廊

異次元回廊 P14 平成23年4月5日 2011

 四月四日に佐田賞の授与式が開ける星で行われた。受賞者は三名、三月度の分で、二月度に関しては該当者はなかった。

旧体制側の仕組み担当者によって始められた佐田賞は、去年一年限りのものであったが、仕組みが後半に入った今、新体制側のものとして、今後も継続されることになった。


 一月度は光の会の浅川会員の元親神であられた元ノギクヒメ大神が受賞されたが、今回は佐田の本筋の親神であられた元オオクニヌシ大神と、佐田のもとで子神をやっていた二名が選ばれた。

佐田の元親神に関しては、最初のスサノヲ大神も宇宙を代表するまでになっておられるが、まだ地球人類の元親神であったことのツケが払われていないということで、評価が低く抑えられている。


 仕組みがらみになって他者に付く場合、そこには様々なエネルギーが渦を巻くこととなり、その調整が必要になってくる。

人類の場合は、一方的に親神その他の付き物に奉仕し続けるわけであるが、一度その役目が終わって付き物が独立した場合、付いていた者は受けた恩を返さなくてはならないのである。

言ってみれば奨学金を受け続けていたようなもので、卒業した暁にはそれを返却しなくてはならないのである。


 ところが格上の神が人間に付いている場合、神の立場から人間を見下して、当然のこととしてそれを無視することがほとんどであるように思われる。

返すどころか死後は自分の元に引き取るという、融合回帰の形を良しとするのが旧体制的な考え方であるように思われる。

しかし、光の会を中心にした今回の神界コースの仕組みメンバーの場合は、その方式が逆転して、人間が神から独立する形が成立してしまっている。

善し悪しは別として人間の権利も認められているのである。その場合は人間から離れた神仏は、受けた恩を返さなくてはならなくなる。


 佐田の元親神のスサノヲ大神は、まだそのことを受け入れてはおられないようなのである。

元オオクニヌシ大神の場合は、それを受け入れて佐田に返すものは返し、自分の宇宙のメンバーを率いて、地球人類が主役となって進んでいる今の仕組みに、全面的な協力をし始めておられる。

それが評価されての受賞であった。このことの意味は仕組み的には重大なことで、今後地球に埋もれておられる仕組みがらみの先祖方や、神々の課題になっていくことになりそうである。


 受賞者の他の二名は、佐田のもとにいた子神たちで、元パクのサヨリツヒメ大神、元金(金龍姫)のキクリヒメ大神であった。

この二名はそれぞれ成人式を終えたばかりで、それを評価されての受賞ということになる。

パクはサヨリツヒメ大神に融合合体して、独立宇宙の代表者となった。

金は老大主組系のキクリヒメ大神となって独立宇宙の代表権を確保した。

パクは三月十五日、金は三月三十日のことであった。それぞれ成人式を迎えたことになったわけである。


 元子神に関しては、また別の機会にエピソードとして書くことになるかもしれないが、妨害が激しくて、なかなか内輪のことは書かせてもらえないのが残念である。


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