五台レベルとはいえ、宇宙の完成レベルの七台まで上がっているということは、そのレベルでの終末戦争のことが気になるわけで、その確認をすることになっていった。
北欧神話の終末戦争は、佐田の解釈では佐田宇宙の五の七台レベルの仕組み戦争ということになっているからである。
五台から六台まで上がって来れたのは北欧神話組の場合は三分の一だけ、そしてその三分の一の中でも正統派として残っていたのはロキだけという惨状となっていた。
父神オーディンが支配する伏魔殿体制となっており、ロキがオーディンを殺した悪神となっている。
父神オーディンに「ねえや」扱いをされる北欧神話組の代表ヒツジヒメは、色地獄のエイズババアーとなって堕ちていたが、絶世の美女の自然神フレイアとして祭り上げられてはいる。
しかし所詮ダッチドールでしかない。そのフレイアが生まれ変わってのシグネ・ヤンソンとすることには本身半身の問題かあるので無理があるかもしれないが、とりあえずの整理をするにはそういう持って行き方をするしかなかったのである。