14.北欧神話の秘め事

北欧神話の秘め事 十六

ヤンソン一家親族は佐田宇宙のメンバーで、元親系であるが、一家を中心にして五十名から七十五名(子供)ほどが、トーベを先頭にして動き出したのである。

トーベはワカヒルメでヒツジヒメではないけれども、近親相姦の娘に対応しており、佐田宇宙の代表部の元親の十神界ではトップクラスのワカヒルメの本体神がおられる。

その方は近親相姦は絶対嫌だと出現して最初から叫んでがんばっておられた。

その分身がトーベであってみれば、少々潰されてもがんばって起きてくるのもうなずける。

もっとも北欧神話組はヒツジヒメが主役であって、そちらが立たなければ意味がない。

一家が動き出したとき、そのシグネ・ヒツジヒメばかりではなく、セット夫のヴィクトル・クニトコタチも近親相姦解消のために果敢に立ち上がって動き出していた。

そこに勢いが感じられたので、父親ヴィクトル氏に確認してみた。

潰れて立てない大三島のオオヤマヅミ大神の代わりを務める気はないかと。すると十分にあるという頼もしい返答をいただいたのであった。

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