シグネ・ヤンソンは佐田のバアヤになったものの、仕組みの知識がほとんどないし、こちらの言う事が理解できず、妨害操作もあって、身動きならない状態が続いていた。
色地獄の底から出られないまま、こちらの言う事も聞かないので、七月の五日には下部領域の底闇まで落とされて、ほんとにエイズ池の主にまでなってしまった。
それが耐えられなかったらしく、佐田の言葉に嘘がないことがわかったためか、バアヤ働きをし始めたようだった。
そしてあっという間にガニメデの三十段目まで家族連れで上がってきた。
そして二日後の七日にはシグネだけで七段目まで上昇してきたが、表に出てくるためには黒魔神では具合が悪いため、自然神のフレイアを目指してもらうしかないので、
フレイア・ヤンソンとしたわけであるが、そのレベルではそろそろレア化し始めていることになっていた。フィンランドレベルということになる。
北欧神話組は未来軸の仕組みメンバーなので、本来は水星の仕組みでの登場でなくてはならない。
それが物領賢者コースが終わりに近づき、冥界魔物自然神コースの時が迫っている段階で登場してきたということは、縄文魔神体制の課題が出てきたからだと思われる。