以前にも解説したことがあったと思うが、
日本ではヒツジヒメ
ギリシャではアフロディーテ
インドではサラスバティ(弁財天ースセリヒメとの抱き合わせ)
アーサー王伝説ではビビアン(ドルイドではモルガナ)
といった神名であるが、フレイアは北欧神話の女神で絶世の美女である。
その女神には変移があり、レイア、レアとも呼ばれている。
北欧神話の本拠地のノールウェーではフレイア、スウェーデンではレイア、フィンランドではレアと堕ちていくようである。
そのことをヤンソン家族に伝えてみたが、色地獄でうごめいている彼らにはさっぱり通じなかった。
もっとも彼らは自分たちがそうした神々の生まれ変わりだなどとは、思ってもみなかったことだったろうから。
ところがシグネの動きが変なのである。変に反応するのである。娘のトーベはそれを横目で見ながら、上がったり降りたりしていた。
まんざら興味がないようでもないらしく、こちらとの対応を注目していたが、知識がないのでよくわからない。
ジャンヌですらセット夫のキリスト教の教誨師が出てくるまでは、キリスト教徒だったということすら知らなかったのである。
フランスに留学してサルトルの「愛の園」のメンバーだったにもかかわらずである。彼らはそれほど白々しい嘘をつく。