02.求道のあかし

求道のあかし 令和4年7月1日

仕組みが新しい段階に入っていることは、わかっているようでなかなかわからないのが現状である。

第一期が終わって第二幕に入ったことは三年前の段階で報告しておいたし、それが大収穫祭大復活祭の前代未聞の大成果を上げていると宣伝してもおいた。

ところがそれがここに来てまた混沌とした闇の中に入り込んだ感じになっている。伏魔殿側が新しい仕組み潰しの手法を使い始めたからである。

大きな角度から見て、第一期は五の五六七台の三段階だったとして、第二幕目に入ってからは新たに六の五六七台の課題をこなさなくてはならなくなっているわけで、

そこらあたりの整理がうまくできていないことが混乱の原因の一つだと思われる。

そのことに関しては伏魔殿旧体制側も同様であって、お互いが未知の領域に入っていることが混沌の原因の別の一つであると思われる。

そのことはともかく、第二幕の六の五台を一応超えて六の六台に仕組みが上がったとした場合、

そこから縄文の魔神体制の仕組みが姿を現したことになり、それを正確にとらえることができないでいるところにも課題の難しさがある。

それを手探りしていくと今までとは違う新しい宇宙の姿が現れてくるので、それに対応して正しく対処するのに時間がかかっているというのが現状と言えるのかもしれない。

第一期と第二幕では宇宙の規模が全く違うものであることは当然であるとして、伏魔殿の旧体制側はこれまではそれにうまく対応できないでいた。

彼らにとっても未知の領域に入っていく我々の突然変異の進化宇宙は、古い宇宙を超えてどんどん大きくなっていくので、それにうまく対応することができないのである。

基本的な古い宇宙の基準を変えることができず、こちらを潰すことに熱中しているのが今までの状況であった。

潰してしまえば古い自分たちの形を変えずにすむので、それを優先してこちらを潰しまくってきていたわけである。

ところがここに来て、彼らはこちらの進化する宇宙の大きな規模の基準に合わせて、自分たちの基本形を変革拡大してきたのである。

第二幕の六の五台の時にもその設定はあったのだけれども、六の六台に上がったところで宇宙の基準が第二幕用の新らしいものに変革されたのである。

つまり今までの小さなものを寄せ集めて大きなこちらに合わせていたやり方を、最小単位の宇宙そのものをこちらに合わせて大きくして対抗してくるようになったのである。

伏魔殿旧体制は機械体制であるが、機械には限度があって、その限度を超えると仕組みに対処できなくなってしまう。

それに対して廃墟化した廃液であっても、伏魔殿の無限には制約がなく、復活してくると自由に躍動しようとする。

その無ルールの思いを機械でコントロールするためには、基準を変えて進化宇宙に対応する大きな機械を作り、こちらに対抗させるしかない。

その結果今までの大収穫祭大復活祭という大成果が縮小して、元の木阿弥のような第二幕の最初からの始まりとなったのである。

だからといって今までの五の五六七台の規模の小さな宇宙が消えてしまったわけではないけれども。

 この巻頭言は「光泉堂だより」に毎月掲載しているものです。




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