ブラザーフッド代表が佐田のバックアップで活動できることがわかったとき、彼を追ってあっという間に大三島のオオヤマヅミ大神が後を追ってきた。
彼はブラザーフッド代表のイザナギ大神同様、潰れた佐田宇宙の代表十神界のひと柱であった。
もっとも大三島の場合はこちらが呼び出したわけでも、引き上げたわけでもなかった。
伏魔殿の管理システムが父神科学者の対抗馬として、行政府の長であるクニトコタチ大神を引っ張り上げ、こちらのエネルギーでバックアップさせようとしてきたのであった。
しかしこちらとしてはブラザーフッド代表の調整をするだけで目一杯なので、あとにしてほしいと告げたのであるが、
ブラザーフッド代表とはライバルなので一緒に活動しなくてはならないので同様の扱いをしてほしい、そう言ってからんできたのであった。
どうなるのかと少し様子をうかがっていたが、結局大三島の場合は妨害者として伏魔殿に操作されるだけなので、
父神と母神の調整が終わってからにしてほしいと改めて頼んで、廃液に戻ってもらうしかなかった。
そちらの世話をする前に、ブラザーフッド代表とセットであるイザナミ大神の調整をしなければならなかったからである。