02.求道のあかし

求道のあかし 令和4年3月1日

現状の仕組みの混沌とした状況を月例会で話して、いずれそれも打開されるであろうとの希望的観測を述べておいた。

そうして話しておくとそれで安心するのであろうか、自分たちの勝ちとでも解釈するのであろうか、翌日にはもう新展開の動きとなって現れた。

もっとも今までの状況とは違って、混沌としたヘドロゴミの氾濫の渦の中での動きでしかないのだけれども。

今までの仕組みとの違いは、今までは伏魔殿の旧体制方式の型があって、その型に従って仕組みが展開されていった。

ところが我々の進化宇宙がその型を超えてしまう大成果を上げたため、それについてこれなくなったあちらがどうしていいのかわからなくなって、混乱状態に陥ったことが大きな違いということになっている。

もっとも周囲は果てのないヘドロゴミで充満されているために、こちらの動きも混沌とした領域から容易に抜け出すことができなくなってしまったのではあるが。

それからの展開がどうなるのかとこちらは今まで通りの作業を続けていったわけであるが、あちらは一つはこちらを混沌の闇の中に閉ざして情報を遮断し、

あるいは偽情報をまき散らしてこちらを混乱の渦の中に巻き込み、手掛かりのないこちらをその間に食い潰してしまおうと試みていた。

初期の段階であればそれだけでこちらはお手上げとなり、ほとんど投げ出す形となりながら次へと進んでいったのであるが、最近は投げ出すということがなくなってしまった。

包囲網に押し潰されそうになっているとはいえ、こちらが仕組みを押し広げ続けているからである。

勝っているのに投げ出して負けるわけにはいかないので、ただただ辛抱し続けて作業を続けるほかはない。

そうしている間に次の形が呼び出されてくるのであるが、今回はあちらの形がないため新しく作らなくてはならない。

その規模をどの程度にするかの手探りをあちらはしていたと思われるのであるが、月例会の後にこちらの規模が一気に拡大していったのである。

こちらが投げ出さずに希望的観測を繰り広げたことが原因であったのだろう。

一気にこちらの浄化が進んでしまったのであった。そして動かなかった仕組みのエネルギーが流れ始めたのであった。

全体の七割がヘドロゴミ領域、その中に正統派の仕組み宇宙が伏魔殿の養殖宇宙として飼われている。

仕組みの正統派はその中でもがき苦しんで生き抜こうとしているわけであるが、目指す無源が見つからないため、全滅状態となってしまう。

エネルギー源が必要であるため、伏魔殿側も仕組み宇宙を生かして食用にするわけであるが、残念ながら正統派のすべてが行き詰ってしまっている。

そうした状況を打破するための仕事を進化宇宙は続けているのであるが、ここに来てまた一つの分水嶺に到達したわけで、それをどう乗り越えるかが課題となっての月例会であった。

その分水嶺を超えることに成功した今は、正統派の仕組み宇宙と協力して次の課題へと進み始めている。

行き詰っていた正統派にしてみれば、探してもなかった無源のある宇宙は夢のような世界ということになっている。

 この巻頭言は「光泉堂だより」に毎月掲載しているものです。




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