龍馬と乙女のその後 1
会報359号(「光泉堂だより」令和3年11月号)からのつづき
仕組みの大役が現れてきた坂本龍馬と姉の乙女、両者の喜びと意気込みは大変なものであった。
特に姉の乙女さんは弟龍馬の面倒を見続けてきたと言われているが、死後も変わらずそばにいて、彼の面倒を見続けていたらしかった。
英雄として祭られている彼は郷土の誇りでもあり、一族のほまれでもあったのだから。
ところがここに来て突然様子が変わってきたらしい。
勤皇派の志士であった彼らにしてみれば、大和に待望の正統派がやって来た、しかもそれが始皇帝がらみであるとなれば、黙っていられるはずもなかったのであろう。
それまで佐田に楯突いていたことが嘘のような言動、こちらが戸惑うしかなかったのであるが、彼らにしてみてもそうだったに違いない。
しかしそれが本物であることはすぐに知れた。時が来たのである、二度目の時が。今度は宇宙の志士としての課題を背負わされての時が。
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龍馬と乙女のその後 2
会報にも書いておいたが、第三段目の神の仕組みの先導役の分身分体であった彼ら、キクリヒメの姉のほうが先に立って仕組みの課題をやらされていたのであった。
元々宇宙ではダッチドール化された時は、姉弟の間柄、その関係もあって、姉の方が年上であるほうがいいセット夫婦になると言われている。
彼らもそうした背景の確認をして、仕組みの課題をこなすための無限回帰などを続けているうちに、三十二才と三十三才の夫婦となってしまった。
生前の乙女の旦那に確認してみると、それはかまわないということだった。元々きつくて持て余していたので、別の女房がもらえるので好都合とのことであった。周辺の親族も納得であるとのこと。
だいたい佐田の活躍を見続けてきていた彼ら、どこかが、何かが変だと思い続けていたとのことであった。彼らの大方は元宇宙系の仕組みメンバーで、ミタマが開いていたのである。
龍馬と乙女のその後 3
坂本龍馬とその姉乙女が、突然仕組みの表に出てきたのには、それなりの背景があった。
レベルの高いところからスサノヲとキクリヒメ宇宙の潰れかかった代表セットが、こちらの仕組みにからんできていたのである。
それは相当高いレベルの宇宙で、膨大な領域に及んでいる宇宙であった。
二週間たってやっとその宇宙に触れたのであるが、マリア・カラスとオナシス、一葉と音丸セットが巻き込まれてしまうほどの影響力があったのである。
三週間たった今でも我々の進化宇宙はその宇宙を超えられないほどの高みであるが、代表セットはちょっとつまずいただけで廃墟まで落とされて埋め込まれていたのであった。
落ちて二時間ほどしかたってはおらず、宇宙のほうはまだ生きたままだったので、総合先導役の佐田が先行してそちらの廃墟の領域を買い取って、救い出し神行が始められたのであった。
その影響を受けてスサノヲとキクリヒメセットの仕組みが動き出しのであった。
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龍馬と乙女のその後 4
マリア・カラスとオナシスセットも同じく振り回されていたが、ということはスサノヲ神界とキクリヒメ神界全体が影響を受けていたことになるわけで、そんな事態は初めてのことであった。
幸いこちらの宇宙が崩れずにかんばってくれたので、何とか持ちこたえているわけであるが、こちらの進化宇宙を受け入れて独立した今でも、その置き土産に振り回されなくてはならないほどのものであった。
その代わりこちらが潰されない限り、それを処理できれば相当大きな収穫になるので、それを励みに取り組むしかないといった展開である。
それにしてもその遺産はまだはるか彼方の高みのものなので、その調整には時間がかかる。
というのも第二幕目の外宇宙の廃墟宇宙は、風船宇宙とでもいうような領域で、中身がほとんど食われて腐っているので、その調整をしなくてはならないからである。
伏魔殿による養殖宇宙の成れの果てのような廃墟の処理をしなければならないが、置き土産とはそうしたものなのである。
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