その時は坂本龍馬には仕組みの仕事はできないとされて、その話は簡単に終わりになってしまったのであるが、のちほどの問題としては仕組みがらみで大きなものが動き出すことになっていく。
が、ここではその問題は取り上げないこととして、次へ進むことにしよう。
そうしたすったもんだを巻き起こしながら、ナポレオンとアメリアはオリンポス山へ向かっていったのであった。
ギリシャには仕組みの仲間がいるはずなので、そちらとの共同作業にはならないのだろうかと確認をとってみたところ、もちろんクサンチッペ大神やプラトン大神、ソクラテス大神など先行組が星から眺めてはいたのだった。
そして自分達の課題をこなすために、その都度ギリシャには降りてきてはいるとのことであった。
それで安心して彼らはオリンポス山に拠点作りを始めたのであるが、ヨーロッパの中心はマッターホーンにあるとのことで、そちらとアネト山の三か所に、彼らの拠点を作ることになっていったのだった。