そこらあたりまで来た時に、突然坂本龍馬が割って入ってきた。赤城山の岡田以蔵大神経由で、坂本龍馬がそのドラマの中に入りたがっているという感じだったので、こちらはひどい目に合わされたことも忘れうれしくなって、いろいろと確認を取ってみたのだった。
銅像で満足している英雄が、たいしたことができるわけはないとは思いながらも、改心してやり直せば、つぬぶて山の刑吏くらいにはなれるかもしれない。
そう考えてその仕事ができるのかと確認をしてみたのであるが、坂本龍馬はナポレオンの仕事を引き継ぎたい意向のようであった。
仕組みの戦士としての働きができるのであればそれも可能なので、その可能性を調べてもらうことになった。
そのそばには龍馬を育てた姉の乙女さんが付いてきていた。どうやらセット女らしい。