ナポレオンとアメリアの仕事をそのまま金柑と金玉に引き継ぐことは、まだ始皇帝の軍隊のレベルが低いため、簡単にはいかないことが判明した。
金柑こと金期気大神の場合は、星の七合目扱いとなっていたが、金玉こと金の玉始皇帝はやっと地球の七合目、仲間の軍隊はまだ木星レベルの者も多く、月レベル、良くて地球の二三合目、トップが始皇帝と並ぶ七合目といった状況だったので、とてもそのままでは引継ぎはできなかったのである。
徐福と韓非の対応の問題なども金柑と金玉の項目で扱うことになるので、ここでは問わないけれども、それらを含めても富士山守護の引継ぎは忍野では無理だったのである。
それで佐田にそこらあたりの調整が回されてきたわけであるが、佐田の立場からは太陽系の仕組みを担当する佐田宇宙の三分の一が控えているので問題はなかった。
問題は仕組みを覆いつぶしてきた側にあるのであって、そちらの側の調整をどうすればいいかということであった。