ナポレオン組が富士山から追い出されるようにしてオリンポス山に入った時、「栄転祭」をすると言って佐田に真っ先に連絡してきた組織があった。
ナポレオン組のように見せかけていたが、お祝いそこそこにすぐ拠点作りの土木工事に入るといって、山の南の古代神殿の跡に施設を作ろうとし始めた。
ナポレオンに見せかけていたが、得意なはずの力仕事はもうしなくなっていると言って、しばらくみんなの様子を見ているのだった。
それはナポレオンのようではあったが、いつまでも座って見ているわけにもいかないらしく、そろそろやるかと言って立ち上がることは立ち上がった。
ナポレオンらしくないので調べてみると、ナポレオンたちはつぬぶて山の別の場所で祝宴会を開いていたのだった。
ソロンが化けて攪乱してきていたわけであるが、彼の本体はもう消えてしまっていたはずでなので、伏魔殿側が別物で作り直して仕掛けてきていると思われた。