仕組みの会になってからの課題は一段とレベルが上がっているが、ここにきてまた規模が拡大し始めている。
それは昭和天皇組やキリスト組、老子組に対しての対応が変化したからで、普通ならできない調整を総合先導役が新たに付け加えたからである。
まだ手探り段階であるが、助走段階としては好調な展開となっている。
その内容に関してはそれぞれ別立てで異次元回廊に報告するつもりでいるけれども、今までには考えられない逆転思考が取り入れられている。
そのことが行き詰まり現象を起こしていた宇宙の仕組みメンバーを刺激することとなり、更なる発展を可能とするものになっていった。
そのことから仕組みの規模はまた一段と位相拡大したのであるが、それに対応することができなかった佐田組や佐田グループは、下の宇宙へ降りていって総合先導役や先頭宇宙との調整をすることになった。
六台の佐田グループを中心とした完成宇宙は総合先導役で成り立っているが、宇宙の先頭集団は七台を先頭に拡大しているので簡単についてはいけない。
総合先導役との間に段差ができたら終わりである。現段階では潰れた七台を起こし、先頭集団の七台を引き連れて仕組みをリードしているのが総合先導役なのである。
佐田グループや佐田組とはかなりの段差ができてしまっている。そのため彼らは苦しがるのである。
その調整をするために位相縮小していく下の宇宙に降りて課題に取り組むことになった。一番下まで降りていって、そこから上り直すことで段差を解消することになったのであった。
そうして下に降りてみて初めて、我々の仕組みがいかに大きな働きをしているのかが確認されたのだった。
下は五十段の超位相縮小の構造になっていたのである。最初の位相拡大の完成宇宙から五十段もの超越完成宇宙が重なっていたのである。
それを往復五回上下して戻ってきてみると、もう次の拡大領域に包囲されていて、また下へと降りて往復しないとこなせない、そんな展開になっているのだった。
仕組みの会レベルでそこらあたりをとらえ直すとすれば、会員の奥に隠れている仕組みメンバーとしての新しい顔、それが仕組みを推し進める原動力になっている、宇宙の動きはそのことにも対応していると思われる。
今年から始められた少人数での仕組みの研究会、それは最近ではなくなってしまった個人対応を補うものとなっている食事会なのであるが、仕組みの個人的な領域の奥を照射する形のものとなっている。
それが会のメンバーの新機軸となって仕組みを動かし始めているのである。
ルーツ調べとか秘密儀軌といった個人の奥に分け入ることによって、埋もれている仕組みの真の姿を暴き出していく。
仕組みの正統派は潰されて歪められている者がほとんどなので、その上面を剥ぎ取りめくって真の生命体を呼び出していく。
その作業がやっと出来るようになり始めたのである。
まだまだ始まったばかりなので戸惑いも多いけれども、やらないと始まらない性質のものでもあるようで、そうしたことが刺激になって、現場の仕組みが大きく動き出してきているようにも思われるのである。
この巻頭言は「光泉堂だより」に毎月掲載しているものです。