02.求道のあかし

求道のあかし 平成27年6月1日

天皇家賛美の方々には申し訳ないのであるが、第二次世界大戦の日本の戦犯の代表者である昭和天皇は、そのグループと共にまたまた仕組みを潰す側に回ってしまった。

護国神社におけるつぐない神行は結局中断してしまい、再び佐田の調整行に戻ってしまった。昭和天皇組が必ずしも悪かったわけではない。

その背景には旧機械体制の仕組み潰しの仕掛けがあって、その重圧に耐えられなかっただけのことである。

仕組みが進化しなければ彼らの課題はこなされていたに違いない。

しかし第二次世界大戦というのは、宇宙規模の仕組みを潰すための地球における戦いであって、ただの人類世界の支配権確立のための戦いではなかった。

ナチスの世界支配、日本の万世一系、イタリアのイエス・キリストによる絶対権威。

それぞれの思いを込めての三国同盟、あえなく消えたその旧体制の夢は、ハルマゲドンによって練り上げられようとしていた。

しかし仕組みは生き延びた。彼ら三派は本来は仕組みの正統派である。仕組みは彼らを起こさなければ成り立たない。

なぜなら彼らは本来は仲間だからである。仕組みはその復権復活の調整をし始め、それが軌道に乗り始め、正常化の流れが生まれそうになったところで、大逆転のシナリオが動き始めた。

復権復活していたヒットラーが落ちて狂い、正常化の道を歩み始めたキリストの動きは止まり、昭和天皇はアメノミナカヌシに変貌して仕組みにのしかかり始めた。

第二次世界大戦の仕組み潰しの解消調整は、再び振り出しに戻ってしまった。なぜそんなことが起こったのかと言えば、旧体制側が未来軸をいじくり始めたからである。

現段階での仕組みで潰せないと見るや、未来の設定を先取りしてこちらを攻めて来るようになったのである。

未来軸をいじくる手法は以前からあり、地球人類に続く水星人類の仕組みを先取りするようなやり方で、こちらを埋め込む方式がしつこく続けられていた。

それはクニトコタチとヒツジヒメの仕組みであって、宇宙の行政府の顔である天皇家にかかわりのあるものであった。

そのために潰れ形の天皇家の調整もさせられてきたのであるが、肝心要の仕組み潰しの大戦争の負の遺産の調整段階で、旧体制の逆襲を受けることになってきたのである。

仕組みの総合先導役を潰すための仕掛けは、それによって一段とレベルを上げるものとなり、課題はさらに厳しいものに発展しつつある。

仕組みメンバーにとっては取り組み甲斐のある展開なのかもしれないが、一歩間違えれば破滅か沈没か、そんな状況になってきているということでもある。

日本だけの調整では限界があるので、世界の先祖方に協力してもらっているのではあるが、それとても楽にこなせているというわけではない。我々仕組みメンバーはそこらあたりもよく考えて新しい段階に取り組まなくてはならない。

もっとも地球人類の仕組みは、現実には物質人間に託されているものであり、異次元界のメンバーのものではない。基本的には物質人類がこなさなくてはならないものなので、そこらあたりはあまり先祖方に頼るわけにもいかない。

この巻頭言は「光泉堂だより」に毎月掲載しているものです。




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