02.求道のあかし

求道のあかし 平成27年5月1日

「光の会」の役目を終えて「仕組みの会」に脱皮した背景には、佐田グループという往路の旧体制宇宙の存在があり、その宇宙グループが復活してきたという新事実と新事態に対応するための変革があった。

その変革は、会の活動そのものに即反映されるものになっていることが、日々新たに確認され続けている。

その一つが月一度の少人数による研究会となって動き出している。研究会とは言っても、現時点では食事会と言った方がいいほどのものでしかないのであるが、それでも今までにはなかったような領域に踏み込む可能性を秘めたものになっている。

まだ一度開いただけだし、予定とは違った展開になってもいるのであるが、それでも新事態に対応する手がかりのあるものであった。

そのことは必然的にルーツ調べが要請されるものとなってきているのであるが、そのルーツ調べもこれまでのものとは違うものになっている。

今までよりもさらに深い奥へと遡り、さらに明確な仕組み宇宙の根へと繋がっていくのである。今までのルーツ調べは、太陽系の宇宙である六台の元宇宙が中心になっているものでしかなく、時期尚早と言われ続けて結局は途切れる形になってしまっている。

ほとんどの会員の申し込みを受けているにもかかわらず、身動きできないものになってしまっていた。

ところが「仕組みの会」に変革された段階で、新たなルーツ調べの要請がなされ始めている。やっと時期が巡ってきたという感じであるが、逆に乗り越えなければならない仕組みの課題を突きつけられる感じのものともなっている。

今までであれば見逃して通り過ぎることができたものが、それを課題として乗り越えなければ、真相が明らかにされない性質のものとなっているのである。

研究会という少人数の新しい会合は、そこらあたりを手探りするものとなっている。

固苦しくて難しい検討をして追求するというよりは、酒も入る気楽な食事会形式で、身に受けている呪力をほどいていくものとなっている。

仕組みというものには、長い歴史に彩られて封じ込められた呪縛がかかっているため、それをほどかなくてはならない過程がある。

今までの光の会では、人生道に求道を重ね合わせて生きるだけでこなせていた。ところが仕組みの会では、そこからさらに一歩奥に踏み込まなくてはならないのである。

秘密儀軌として閉じられてしまっているもの、つまり天皇家を中心にした長い歴史の中で、封じ込められて祟り化してしまっているようなもの、直接の先祖ばかりではなく、

民族や国家にまでかかわっているもの、神社や仏閣あるいは教会といった宗教領域にからむもの、そういった様々な領域における歪みをほどかなくてはならない。

仕組みを埋め込む呪縛はそうした領域に深く沈み込んでいるからである。

またそうした呪縛は人間レベルのみではなく、神仏を含む異次元の存在とも深いかかわりを持っているため、宇宙規模の仕組みに取り組むためには、人間を超えた存在とも対決しなければならなくなる。

人間が神仏の変化であったり、進化の過程であったり、分身分体であったりするためである。

この巻頭言は「光泉堂だより」に毎月掲載しているものです。




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